麻薬投薬の容疑がかけられている俳優のユ・アイン（36）が、ソウル江南（カンナム）のクラブに訪れたという噂が出ている。
所属事務所側は事実ではないという立場だ。
ユ・アインの所属事務所側は9月3日、その噂に対して「事実ではない」と一蹴し、「ユ・アインは現在ソウルにいない。虚偽の書き込みに当惑している」という立場を示した。
最近、オンラインコミュニティには「検察の調査を受けているユ・アイン、江南クラブの近況」というタイトルの文章が投稿された。
その投稿には「ユ・アインが今日、江南で最も高いクラブに来る」と書かれただけでなく、クラブ内部の構造や予約座席が表示された写真なども添付されていたため、オンライン上で大きな関心を集めた。その投稿はSNSやオンラインコミュニティを中心に、瞬く間に拡散された。
所属事務所側は麻薬容疑を離れ、根拠もなく流れるデマに当惑しているという立場だ。
なおソウル中央地裁は去る5月24日、ユ・アインに対する令状実質審査を行い、「防御権行使の範囲を越えて証拠隠滅、逃亡の恐れがあると断定することは難しい。現段階で拘束の理由と必要性を認めることも難しい」と拘束令状を棄却した。
ユ・アインの麻薬容疑と関連する証拠がすでに相当数確保されており、ユ・アインが事実関係を相当部分で認め、大麻の喫煙については反省している点を考慮したと説明した。
警察によると、ユ・アインは大麻、ゾルピデム、コカイン、ケタミン、プロポフォールの5種の麻薬類を投薬した疑いを持たれている。これに対してユ・アインは3月27日と5月16日の2回にわたって被疑者身分で警察に出頭し、長時間の取り調べを受けた。
ユ・アインは「警察の調査で私が明らかにできる事実をそのまま申し上げた。個人的に、私の逸脱行為は誰にも被害を与えていないといったような合理化の沼に陥っていたようだ」と述べ、事実上、麻薬疑惑を認めた。
続いてユ・アインは「立場表明が遅くなった点を申し訳なく思う」とし、「こんな私を見るにはとても不便だと思うが、このような瞬間を通じてこれまで生きてこなかった本当により健康な瞬間を生きることができる機会にしたい」と話したりした。
いずれにせよ、麻薬容疑がかけられているとはいえ、無分別なデマが流布されていいわけではない。最近、虚偽事実流布の場に変質してしまっているオンラインコミュニティには、なんらかの制裁方案を模索する必要がある。
（記事提供＝OSEN）
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱（テグ）出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
■【画像】拘束こそ免れるも…ユ・アインに待っていた厳しい“仕打ち”
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