カカオエンターテインメントとSMエンターテインメントが本格的な事業協力に乗り出した。
カカオエンターテインメント(代表キム・ソンス、イ・ジンス)は8月1日、SMエンターテインメント(代表チャン・チョルヒョク)とともに北米に統合法人を発足させると発表した。SMのグローバルIPとコンテンツ製作力、カカオの音源・アルバム流通ネットワークとマルチレーベルシステムなど、両社のコアスキルを結集し、強力なシナジー効果を作り出すという。
今回の計画は、世界のエンタメ産業の中心である北米を拠点に、強固な事業協力基盤とノウハウを確保することで、ヨーロッパなど世界市場攻略を加速化するというものだ。北米統合法人の発足を通じて、両社所属アーティストの世界進出を加速させると同時に、新規IP開発や投資にも積極的に乗り出す。
まず、両社所属アーティストのグローバル活動はさらに弾みがつくとみられる。世界レベルのマネジメントシステムを体系的に構築し、アーティストたちのアルバム発売、公演、放送、プロモーションなど、現地活動の全方位支援を開始する。両社が保有しているグローバルネットワークスキルの結合や、有力グローバルエンターテインメント企業とのパートナーシップ締結、現地専門家たちとのネットワーク強化にも注力する。カカオエンターテインメント傘下のSTARSHIPエンターテインメントに所属するIVE、SMエンターテインメントのaespaなどが、すでに年内に北米などでの活動を拡大するという計画を明らかにしている。
今回発表された統合法人を中心に、グローバルファンダムとの疎通をより一層拡大し、多角的に活動領域を拡張してグローバルアーティストとしての地位を強固にする予定だ。
また、北米現地のアーティストやIP発掘にも力を入れる。実力と才能を兼ね備えたアーティスト発掘のための方案を多角的に模索し、海外レーベルとのパートナーシップ構築など、グローバルIP発掘および開発のために戦略的投資を推進する。それだけでなく、世界有数のレコード会社、流通プラットフォームなど現地パートナーとの協業をさらに拡大することで、北米をはじめとする世界の音楽市場内における流通競争力強化にも注力する予定だ。
統合法人の代表は、カカオエンターテインメント・アメリカのチャン・ユンジュン代表が務める。カカオエンターテインメントのグローバル戦略担当(GSO、Global Strategy Officer)であり、SMエンターテインメントの最高ビジネス責任者(CBO、Chief Business Officer)を務めているチャン・ユンジュン代表は、世界の音楽産業における主要パートナーとの強固なネットワークを土台に統合法人を率い、両社が保有している強みを結合して世界的事業のシナジー効果を作っていく。
チャン・ユンジュン代表は「北米の統合法人を通じて、カカオエンターテインメントとSMエンターテインメント所属アーティストの世界進出と成長を加速させ、これを土台に音楽やアーティストIPの企画、製作、流通を合わせたカカオエンターテインメント・ミュージック事業の成長の底力を世界市場に証明する」と明らかにしている。
両社は北米統合法人に、既存のカカオエンターテインメント・アメリカ、SMエンターテインメントUSAの役割を統合する。そのため、年内には細部の手続きを終える計画だ。
カカオとカカオエンターテインメント、SMエンターテインメントの3社は、今回の北米統合法人発足に続き、追加の事業協力案の具体化にも拍車をかける。
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