『D.P.』に『悪霊狩猟団』…2023年下半期、韓国ドラマ界はウェブ漫画原作作品を大放出!製作陣の苦労とは?

2023年07月25日 テレビ #韓国ドラマ

tvN『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2、Disney+『ムービング』、Netflix『D.P. -脱走兵追跡官-』シーズン2、『国民死刑投票』(SBS、原題)。

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ウェブトゥーンを原作としたドラマが同時にお茶の間を訪れる。ファンタジー、ミリタリー、スリラーなど、ジャンルも多様だ。多くの読者を虜にしたストーリーを実写化し、次は視聴者を虜にするという野心だ。

先立って、ドラマ化されて人気を集めた作品のシーズン2も公開される。

7月28日から公開される『D.P.』シーズン2は、累積再生回数1000万回を記録したキム・ボトン作家の人気ウェブトゥーン『D.P. 犬の日』(原題)が原作だ。

(画像=Netflix)『D.P.』シーズン2公式ポスター

2021年に公開されたシーズン1は軍隊内の実態が暴かれるような内容で、当時政治的、社会的に大きな反響を呼んだ。シーズン2は依然として変わっていない内部の現実を盛り込んだ。いじめによる銃乱射事件、性的少数者、GP(監視所)内事件など、現実にもありそうな事件とこれを隠蔽しようとする軍当局者、国家の責任を問う。

7月29日放送されるtvN『悪霊狩猟団:カウンターズ』は、累積再生回数1億9000万回を記録したチャン・イ作家のウェブトゥーン『驚異的な噂』(原題)が原作だ。2020年に放送されたシーズン1は、視聴率11.0%(ニールセンコリア全国有料世帯)を記録した。原作の趣旨を損なわずに新しい人物を追加した躊躇ない脚色が視聴者に通じたという分析だ。

(画像=tvN)『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2ポスター

家庭内暴力や児童虐待、校内暴力、社内でのパワハラと、現実で起きている問題を解決する過程で真の悪は“悪鬼”ではなく、悪を抱いた人間だというメッセージも伝えた。ただ、シーズン1放送後、主演俳優のチョ・ビョンギュが校内暴力の加害者だという疑惑が浮上。

チョ・ビョンギュは21日に行われたオンライン製作発表会で「(校内暴力疑惑が)事実ではないということを明らかにするまで最善を尽くしたし、まだ最善を尽くしている」と釈明した。

Kang Full作家のウェブトゥーンを原作とした『ムービング』は8月9日、Disney+オリジナルを通じて公開される。

(画像=Disney+)『ムービング』ティーザーポスター

『ムービング』は超能力を隠したまま現代を生きる子供たちと、辛い過去を隠して生きてきた親たちの話を描いたヒューマンアクションシリーズだ。

Netflixオリジナル『キングダム2 遥かなる大地へ』のパク・インジェ監督が演出を引き受け。原作の作者であるKang Full作家が直接台本の執筆に参加した。

8月10日に放送されるドラマ『国民死刑投票』(SBS)もやはりオム・セユン、チョン・イプム作家の同名ウェブトゥーンが原作だ。

(画像=SBS)『国民死刑投票』ポスター

原作は悪質犯を対象に対国民死刑投票を行い、実際に死刑を執行する“犬仮面”という正体不明の主人公を追跡する話で累積再生回数1億3000万回を記録中だ。ドラマはパク・ヘジン、パク・ソンウン、イム・ジヨンが主演を務める。

このほかにも、ソン・ガン主演のNetflix『Sweet Home -俺と世界の絶望-』シーズン2、スジとヤン・セジョン主演の『イ・ドゥナ!』、コ・ヒョンジョンとナナ主演の『マスクガール』、ナム・ジュヒョク、ユ・ジテ主演のDisney+『ビジランテ』(ともに原題)など、人気ウェブトゥーンが原作のドラマが相次いで下半期の公開を控えている。

ドラマ関係者は苦労も…

ウェブトゥーンを原作としたドラマは、独特で多様なテーマはもちろん、独創的なキャラクターのデザインとビジュアル面で視聴者に新鮮な魅力を伝えるという長所がある。しかし、原作の世界観とキャラクター、そしてメッセージを実写化する過程でファンの反応が交錯する場合が少なくない。

これに対して、ドラマ関係者は「ウェブトゥーンはそれ自体で完成したストーリーとキャラクター、そして読者の作品への強い愛がある。しかし、それをドラマ化するのは容易じゃない。原作の雰囲気とメッセージをそのまま伝えるためには十分な理解と努力が必要だ」と伝えた。

Disney+『ムービング』のCGを具現したイ・ソンギュ総括も「正直、最初は作家が脚本を持ってくる度に憎かった。作品のリアリティを構築しなければならないので、たくさん努力した。だから視覚効果チームの方が大変だった」と打ち明けた。

そのため、ウェブトゥーン原作作家がドラマ執筆まで乗り出す事例が増えている。Netflix『D.P.』の場合、原作者キム・ボトン作家がハン・ジュニ監督と共にシーズン1、2の台本を書いた。第1世代ウェブトゥーン作家であるKang Full作家もやはり、この2年間余り『ムービング』の台本を執筆しドラマの完成度を高めることに力を入れたという噂だ。

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