“CBX問題”に再び火が付いた。
EXOのメンバーを誘引した外部勢力と噂された歌手のMCモンは、すでに、この問題については一線を引いており、SMエンターテインメントもやはり「当社の誤解」だったと発言したことで、終息したかに思われたEXOの騒動。だが、MCモンの過去の発言が明らかになったことで、各種推測が飛び交っている。
7月18日、ある韓国メディアは、MCモンが多数の芸能界関係者とともにした席で「カイとベクヒョンを必ず連れて来たい」と話している録音データを入手したと明らかにした。この会話は2022年1月頃に録音されたもので、MCモンはこの場でEXOとSM間の専属契約が不平等だという主張をしたと知られた。
このような疑惑は今回が初めてではない。MCモンは今年6月、EXOのベクヒョン、シウミン、チェン(以下、CBX)がSMを相手に専属契約解約紛争を提起した際、“外部勢力”と名指しされていた。
当時、SMはMCモンが社内取締役として勤めていたビッグ・プラネット・メイド・エンタが、3人に接近して自分たちと契約を締結するよう誘導したと主張し、内容証明を発送したりもした。
しかしMCモンは6月2日、法定代理人を通じて「SMとCBXの間に紛争を引き起こすような、いかなる人為的介入もしていない」として疑惑に全面反論。続けて「音楽界の先輩後輩としてベクヒョンと個人的な親交があるだけ」とし、「個人的な親交を利用してアーティストを迎え入れようと何も行動していない。平凡な交流の一環として会った席で、会社問題で苦しんでいる後輩を慰めただけで、SM側が言及したようにいかなる不法行為の誘引などはなく、それだけの位置にあるわけでもない」と主張した。
SMも6月19日、CBXとの葛藤を解消したあと、「当初、第3の外部勢力が不当な敵意を持ってアーティスト3人に接近しているという情報提供を受け、今回の紛争の主要原因として話した」とし、「今回の議論を通じて、第3の外部勢力介入に関して当社が誤解した部分があったことが分かった」と訂正。その後、EXOは7thフルアルバム『EXIST』で無事カムバックしている。
しかし、今回の録音データ公開により、一段落したと思われた“CBX問題”が再び浮上することとなった。しかし、この録音データは問題が起きる1年5カ月前に発言した内容が不法に録音され、流出したものだ。さらに、MCモンがどのような状況で、どのような意図で発言したのか、前後の状況も知らされていない。
そのため、MCモンが“真剣に”EXOメンバーを迎え入れようとしたという疑惑を提起するには、時期的にも状況的にも容易に納得しにくい部分でもある。
MCモンが3人の獲得を正当化するため、EXOとSMの専属契約が不平等だと主張したという論理もやはり憶測に過ぎない。また、芸能活動11年目のEXOメンバーが、先輩歌手であるMCモンの言葉だけを聞いて、本人たちのイメージにも大きな打撃を与える危険性が高い事務所との専属契約紛争を始めたと主張することも難しいだろう。
EXOメンバーたちは長年の芸能界生活を通じて、主体的な判断で所属事務所に異見を提示した可能性がある。SMもやはり、MCモンが不法行為の誘引をしたということは誤解だったと認めた状況で、MCモンの過去の録音記録自体だけでこれを予断するのは過度な推測だ。
この報道以降、MCモンも不快感を表している。18日、彼は自身のSNSに「ただ我慢したが、お前たちは本当に」と意味深な文を残し、悔しい心境を間接的に表わしている。このような録音データが出たなか、MCモンとビッグ・プラネット・メイド・エンタが今回の件に関して立場を表明するかに注目が集まる。
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