今年のサマーソングの主人公は誰になるのだろうか。
本格的な夏を迎え、サマークイーンとサマーキングのカムバックが続いている。
先行公開曲で早くも熱視線が注がれている新興勢力NewJeansから、デビュー11周年のEXO、そしてBTS（防弾少年団）・JUNG KOOKのソロデビューまで、豊かなラインナップとなっている。
何よりも、7月は下半期のスタートということもあり、サマークイーンとサマーキングの対決はさらに激しくなる見通しだ。
まず、デビュー1周年を迎えたNewJeansは、今夏の最も強力なクイーン候補だ。昨年のデビュー以降、『Attention』『Hype boy』『Ditto』『OMG』と発表する楽曲すべてが1位を記録し、強大な存在感を示している。そんなNewJeansは7月21日に2ndミニアルバム『Get Up』をリリースし、クイーンとしての立場を強固にする見通しだ。リリースに先駆け、7日にはリード曲の一つである『Super Shy』を先行公開し、韓国音楽チャートの首位を席巻し、21日のカムバックをより一層期待させている。
NewJeansがサマークイーンの地位を固めるならば、サマーキングにはEXOがいる。今年デビュー11周年を迎えたEXOは、カイの入隊前から準備中だった“完全体アルバム”で帰ってきた。
カムバック前には、ベクヒョン、チェン、シウミンとSMエンターテインメントの騒動があったが、無事に乗り越えてファンのもとに帰ってくることになった。第3世代ボーイズグループの筆頭として一時代を築いてきたEXOだけに、非常に意味深いカムバックだ。
去る10日に公開されたEXOの7thフルアルバム『EXIST』は、完全体カムバックという大きな要素はもちろん、夏のK-POP界でより強い存在感を発揮している点でより注目を集める。過去には『LOVE ME RIGHT』（2015）、『Ko Ko Bop』（2017）で“夏の味”を見せてきたが、今回の新曲『Cream Soda』もやはり夏にピッタリなEXO流サマーソングだ。
一方で、NMIXXはJYPエンターテインメントの代表兼プロデューサーのパク・ジニョン（J.Y.Park）と手を組んで参戦。初の夏のカムバックとなったNMIXXは11日、『A Midsummer NMIXX's Dream』を発表しカムバックしている。NMIXXならではの清涼感と軽快な雰囲気が魅力的なサマーソングになるものと期待される。
特に、リード曲の『Party O'Clock』は、NMIXXとパク・ジニョン代表プロデューサーの初邂逅として注目度の高い楽曲といえる。パク・ジニョン特有の中毒性の強いメロディーと、楽しくて自由なイメージで、サマーソングの定石を完備している。確かな実力と魅力を備えているNMIXXだけに、新サマークイーンの誕生も期待できる。
ただ、今夏の目玉は、やはりJUNG KOOKのソロだろう。彼は14日13時（日本時間）、初ソロシングル『Seven』をリリースする。BTSはこれまで、J-HOPE、JIN、JIMIN、RM、SUGAとソロプロジェクトは相次いで発表されてきた。『Seven』は夏の気配漂う軽快なサマーソングだ。グループではメインボーカルを務めるJUNG KOOKだけに、今回のソロ活動で強大な影響力を発揮することは確実だ。
ほかにもNCT DREAMの出撃も控えている。彼らは17日に3rdフルアルバム『ISTJ』で舞い戻る。今回のフルアルバムには多彩な10曲が収録されており、NCT DREAMの新たな魅力に出会える。
なかでもリード曲の『ISTJ』は、エナジェティックなハイブリッドHIPHOPダンストラックで、愛の甘さを聞かせてくれる。NCT DREAMならではのエネルギーに満ち溢れていることはもちろんのこと、先行公開曲『Broken Melodies』の清涼感とともに多彩な魅力でリスナーを楽しませるものと期待を集めている。
ITZYは今年も“夏の不敗神話”を継続する見通しだ。31日にミニアルバム『KILL MY DOUBT』でカムバックするITZYは、特有のクールなカリスマ性で他グループとは一線を画す魅力を見せる。
ITZYはこれまで『ICY』『Not Shy』『SNEAKERS』といった楽曲を相次いでヒットさせ、代表的なサマークイーンとしてリスナーに存在を印象付けてきた。今回はTWICEのヒット曲手がけてきた作曲家グループ、ブラック・アイド・ピルスンとタッグを組んだ新曲『CAKE』で、「夏＝ITZY」の維持に挑戦する。
（記事提供＝OSEN）
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