女子アナウンサーのキム・ソンシン(36)と歌手のチョン・ドンウォン(16)が道路でやってはならない罪を犯した。
一人はサイドミラーが壊れた車を運転し、もう一人は自動車専用道路でバイクを運転したのだ。単純なミスと見るには、あまりにもとんでもない失敗だった。
女子アナであるキム・ソンシンには、不法運転疑惑が浮上した。サイドミラーなしで運転をしたのだ。彼女は「命をかけて走った」と表現するほど危険な運転をした。
先立ってキム・ソンシンは4月2日、自身のインスタグラムに「バンという音がして何だろうと思ったが、駐車場の柱にサイドミラーをぶつけて粉々になった」とし、「左サイドミラーがこんなにも大切なものだった。命をかけて江辺北路に走った」と書いた。
サイドミラーが壊れた状態で道路を走行した事実を自ら明らかにしたのだ。
キム・ソンシンの投稿が注目を集めると、道路交通法に違反したのではないかという議論が提起された。道路交通法・第48条の安全運転義務条項には「すべての運転者は車の条項装置と制動装置、その他の装置を正確に操作しなければならない」と規定されている。
サイドミラーなしで走行した場合、警察は「その他の装置を正確に操作しなければならない」という規定に違反したと見て、反則金を課している。
キム・ソンシンの不法運転疑惑が浮上すると、とあるオンラインコミュニティにはキム・ソンシンを道路交通法(安全運転義務)違反で警察に通報したというネットユーザーが登場。その人物は、一山東部警察署側に「警察は道路交通法(安全運転義務)に違反したキム・ソンシンアナウンサーに反則金を賦課することを要請する」と苦情を入れたと明かした。
キム・ソンシンが自ら「命をかけて」と表現したように、サイドミラーなしで運転することはドライバー本人や周囲の車にとっても非常に危険なことだ。車線変更が難しくなり、事故が発生しやすいため、ドライバーが怪我をする恐れはもちろん、他のドライバーに被害を与えかねない。
近くのカーセンターに車の修理を任せ、他の交通手段を利用しなければならない状況だったが、キム・ソンシンはサイドミラーが毀損された状態で江辺北路を走行する危険行為に走り、さらにそれを自らアピールする軽率な行動をした。
非難されて当然といえる、浅はかな承認欲求だった。
一方の歌手チョン・ドンウォンは、自動車専用道路でバイクを運転して警察に摘発された。
去る3月23日、ソウル東大門警察署によると、チョン・ドンウォンは同日、道路交通法違反の容疑(通行などの禁止)で在宅起訴された。
チョン・ドンウォンはソウルの東部幹線道路でバイクを不法走行させた疑いがかけられている。警察は「自動車専用道路でバイクが走行中」という通報を受けて出動し、バイクを運転していたチョン・ドンウォンを摘発。警察側は、チョン・ドンウォンが未成年者だという点を考慮して釈放した。
彼は今回の事件が起きる2日前の3月21日、原付運転免許を取得した状態だった。バイクの免許は満16歳から取得可能で、チョン・ドンウォンは今年16歳になるやいなや免許を取得した。免許取り立てで知識もあったはずだが、自動車専用道路でバイクを運転してしまった。
これに対してチョン・ドンウォン側は「バイクの初運転で自動車専用道路を認知できず違反した点、深く反省している」とし、「チョン・ドンウォンも深く反省しており、同じことを再発しないよう所属事務所でも注意を払う」と謝罪した。
もちろん初心者ドライバーのミスともいえるが、自動車の走行に十分な妨害となり、事故につながりかねない行為だったため、彼は向けられた非難を受け入れるしかないだろう。道路は人の生死が行き交う現場でもあるため、強い非難が降り注いでいる現状も仕方がない。
まだ若いチョン・ドンウォンが今回をきっかけに、運転する責任の重さを確実に悟っていることを願う。
(記事提供=OSEN)
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