日本の有名作曲家兼ピアニストでもある坂本龍一さんが闘病の末に亡くなった。享年71歳。
4月2日、日本の主要メディアは坂本龍一さんが先月3月28日、東京のある病院で死亡したと報じた。坂本さんは生前、2014年から中咽頭がんと診断され、2020年6月にも直腸がんの宣告を受けたという。
坂本龍一さん死去のニュースに哀悼と追慕の波が続いている。BTS（防弾少年団）のSUGAは「先生の遠い旅が安らかであることを願います。R.I.P坂本龍一」という文を載せ哀悼の意を表した。
国籍も年齢も異なるふたりだが、音楽的な交流を通じてお互いに対する尊敬心を表わしてきた。
先立ってSUGAは「12歳のときに両親と劇場で見た映画『ラストエンペラー』を契機に音楽に関心を持つようになった」と坂本龍一さんが作曲した音楽に対して畏敬の念を表わしたことがある。
坂本さんも日本の月刊文芸誌で掲載したエッセイでSUGAと会ったエピソードに言及し、「音楽に真剣な青年」とした。
SUGAだけでなく作曲家兼歌手チョン・ジェヒョンは自身のSNSを通じて「Ryuichi sakamoto 私の光になってくれたのはあなたでした！平和と共にすることを。ありがとうございました」と故人を悼んだ。
また、NCTメンバーのテヨンも「Rest in peace.私のインスピレーションであり憩いだった」という言葉で哀悼の意を表している。
世界的なミュージシャンであった坂本龍一さんは韓国とも縁が深かった。
2017年には韓国映画『天命の城』の音楽監督を務め、2018年には釜山国際映画祭で「今年のアジア映画人賞」を受賞した。
昨年6月、韓国の著名な歌手ユ・ヒヨルの著作物が坂本さんの曲を盗作したという疑惑が膨らむと、「すべての創作物は既存の芸術に影響を受ける」という音楽界の大きな偉人らしい立場を表明したりもした。
当時、坂本さん側は「ユ・ヒヨル氏の曲はいかなる盗作に対する法的措置も必要ないと考える」とし「二つの曲の類似性はあるが、私の作品を保護するためのいかなる法的措置が必要な水準とは思えない。（そして）私の楽曲に対する彼（ユ・ヒヨル）の大きな尊敬心が分かる」という立場を明らかにした。
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