韓国大手芸能事務所SMエンターテインメントの創業者で前総括プロデューサーだったイ・スマンが、「第28回SM定期株主総会」に参加しないことがわかった。
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3月31日、イ・スマン前総括は立場文を発表し、株主総会に出席しないと明らかにした。
また彼は「私の名前を取って創立したSMが、今日で一時代を締めくくることになる」とし、「心に抱く思いがないわけではないが、私がずっと前に歌手として歌った歌、『幸福』の歌詞がこのすべての過程を代弁してくれる」と伝えた。
イ・スマン前総括はSMの世界観「KWANGYA」を自分の新しい夢だったとし、「この夢を悪意を持って歪曲し、非難する方々がいることは知っている。しかし、いつもそうだったように、私は未来に向かっていく。今やK-POPは、K-POPを超えて世界と共にする、グローバルミュージックへと進化しなければならない」と述べた。
そして「記者の皆様と私、そしてグローバルアーティストが一緒に会って、世の中のための楽しい祝祭を開く日を楽しみにしている」と締めくくった。
ここ数カ月、SMエンタの経営権をめぐって、BTSを擁する芸能事務所HYBEとイ・スマン前総括、ネット大手カカオと現SM経営陣による激しい買収戦が行われた。最終的にカカオが勝利し、カカオグループは計39.90%の持分率でSMの筆頭株主となった。
3月31日に開かれた株主総会を通じて、現SM経営陣とカカオが推薦した人士が社内外の理事になると見られている。
イ・スマン前総括の立場文全文は、以下の通り。
◇
尊敬する記者の皆様へ。
K-POPが全世界に向けて羽ばたくことができたのには、大韓民国の記者の皆様の関心と情熱が大いに助けになりました。感謝の挨拶を先にお伝えします。
私の名前を取って創立したSMが、今日で一時代を締めくくることになります。
心に抱く思いがないわけにはいきませんが、私がずっと前に歌手として歌った歌、『幸福』の歌詞がこのすべての過程を代弁してくれるのではないかと思います。
愛して憎むそのすべてを
見ないふりをして目をつぶって無視し
過ぎ去った日々を貧しさと思い
幸せを描きながら今日も過ごす
私はいつも夢を見ます。KWANGYAは私の新しい夢でした。この夢を悪意を持って歪曲し、非難する方々がいることは知っています。しかし、いつもそうだったように、私は未来に向かっていきます。今やK-POPは、K-POPを超えて世界と共にする、グローバルミュージックへと進化しなければなりません。
世界が共にする音楽の世界は、技術と音楽の融合でなければならず、その目標は持続可能な世界への貢献でなければならないと思います。HYBEパン・シヒョク議長に株式を売るとき、心の決定ができたのも、この持続可能な世の中と音楽の接合を共にすることに志を同じくしたためでした。
記者の皆様をはじめ、多くの方々が一緒にやってくだされば もっと力が出て、もっと頑張れると思います。
私が今日、株主総会の現場に参加するというあるメディア記者の根拠のない独自(?)報道によって、他の記者の方々が関心を持っているという話を聞きました。事実ではありません。
私は今、海外にいます。グローバルミュージックの世界に没頭しています。
記者の皆様と私、そしてグローバルアーティストが一緒に会って、世の中のための楽しい祝祭を開く日を楽しみにしており、もう一度、記者の皆様の労苦にいつも感謝する気持ちを持っていたことを申し上げます。
ありがとうございます。
イ・スマン
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