続けて「しかし、この過程で夫婦の問題点の分析だけに集中したあまり、視聴者の方々が憂慮しうる場面が放映されることを慎重に察することができなかった。放送後に続いた番組に対する批判に接し、弁解の余地がないと判断した」と述べた。
また、「該当児童の立場からもう一度考えることができず、多くの方にご心配をおかけした点、改めて深く謝罪の言葉を申し上げる」と謝罪し、「スタッフとオ・ウニョン博士は、この家庭と児童の問題を放送後も持続的に支援しようと思う。児童に心理的な困難がある可能性を念頭に置いて、オ・ウニョン博士と一緒に専門的な検査と治療的な支援を提供する予定」と伝えた。
先立って12月19日に放送された同番組では、娘を連れて再婚した妻と初婚の夫の育児に対する異見と疑惑による執着などで揉める姿が公開された。放送中、夫は娘をとてもかわいいと抱きしめ、カンチョーなどの悪戯で愛情を表現したりした。
そんなシーンを見た多くの視聴者は、夫の行動は児童への性的虐待だと声を上げた。また、問題を認識できず、そのまま放送した制作陣にも批判が集まった。視聴者たちは放送したMBCの視聴者コミュニケーションセンター「MBCに望む」という掲示板に、『結婚地獄』の打ち切りを要求するコメントを書き込んでいる状況だ。
また警察も児童に対する虐待や性的虐待があったのかを調査すると伝えた。
議論が大きくなったことで、番組スタッフが謝罪文を発表した格好だ。
『オ・ウニョンリポート-結婚地獄』制作陣の公式立場全文は、以下の通り。
◇
MBC『オ・ウニョンリポート-結婚地獄』12月19日の放送について謝罪申し上げます。
去る12月19日に放送された『オ・ウニョンリポート-結婚地獄』、「ゴー・ストップ夫婦」編を見て、該当夫婦の娘を心配されたすべての方々に深く謝罪します。
議論の後、直ちに視聴者の皆様に制作陣の立場を伝達すべきでしたが、出演者の放送後の状況と立場を把握して関連内容を整理するのに時間がかかりました。この過程で、該当映像が制作陣の意図とは異なり、再加工および流通され、出演者の家族を傷つけることを防ぐために映像を先に修正せざるを得なかった点、広くご了承ください。
「ゴー・ストップ夫婦」編は、離婚という痛みを体験した妻と、その傷まで愛することを決心した夫が出会い、妻の前の結婚の子女である娘と共に家庭を築いていく過程で生じた葛藤の原因を探し、その解決策を提示しようとする意図で企画されました。
妻は夫を児童虐待で警察に通報した状態で、夫はそんな妻の行動に納得できず、葛藤の溝が深かったです。これに対して制作陣は、その家庭の生活の姿を綿密に観察し、専門家の分析を通じて「誰が」「どのように」変わらなければならないのかに対するソリューションを提供し、実質的な助けを与えようとしました。
しかし、この過程で夫婦の問題点の分析だけに集中したあまり、視聴者の方々が憂慮しうる場面が放映されることを慎重に察することができませんでした。放送後に続いた番組に対する批判に接し、弁解の余地がないと判断しました。該当児童の立場からもう一度考えることができず、多くの方にご心配をおかけした点、改めて深く謝罪の言葉を申し上げます。
私たちのスタッフとオ・ウニョン博士は、この家庭と児童の問題を放送後も持続的に支援しようと思います。児童に心理的な困難がある可能性を念頭に置いて、オ・ウニョン博士と一緒に専門的な検査と治療的な支援を提供する予定です。
オ・ウニョン博士は約5時間行われた撮影中、夫の行動を具体的に指摘し、非常に断固として批判し、変化を促しました。しかし、その内容が後半部分に集中し、相当部分が編集され、オ博士およびMCたちが夫の行動に温情的な印象を与えたのも、やはりスタッフの不覚です。今後は実際の撮影現場での雰囲気が完全に視聴者の皆さんに伝えられるよう、細心の注意を払います。
『オ・ウニョンリポート-結婚地獄』は、自発的にオ・ウニョン博士とスタッフを訪ねてきた離婚危機の夫婦に、反転の契機を提供しようと努力しています。今回のことをきっかけに、良い意図と同じくらい、制作過程の細心さと結果の正しさも重要だということを悟りました。
制作陣を信じて日常の観察を許してくれた家族の信頼を重く心に刻み、その方々の実質的な幸せに寄与し、すべての視聴者が納得できる番組を作ることに集中します。ありがとうございます。
MBC『オ・ウニョンリポート-結婚地獄』制作陣
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