俳優チャン・ヒョクが再び“バンウォン”に…韓国時代劇『私の国』スチールカット初公開

2019年09月25日 テレビ #韓流時代劇

韓国時代劇『私の国』(原題)に出演する俳優チャン・ヒョクが、その唯一無二の存在感を証明した。

来る10月4日から韓国で放送されるJTBCの新ドラマ『私の国』側は9月25日、“新しい国・朝鮮”を建国するために冷酷で孤独な戦いを繰り広げる「イ・バンウォン(李芳遠)」を演じるチャン・ヒョクのスチールカットを初公開した。

【史実】イ・バンウォンに“退位”させられた朝鮮王朝の国王とは?

『私の国』は高麗時代末期から朝鮮王朝時代初期を舞台に、それぞれの信念に従った“私の国”を求めた争いや権力、欲望を描いた作品だ。これまで韓国時代劇で何度も取り上げられてきた激変の時代をダイナミックに描写し、新しい時代劇の境地を開く。

同日公開された写真でチャン・ヒョクは、眼光だけで見る人を圧倒し、緊張感を与える。絶対的なオーラを放っており、チャン・ヒョクはすでにイ・バンウォンと完全にシンクロした姿だ。顔に血を降りかかっても涼しげな表情を浮かべ、チャン・ヒョク特有の鋭い目つきは、新しい世界の頂点に立とうとするイ・バンウォンの野心を表現している。

“私の国”を見つけるために、イ・バンウォンの進撃が始まることを予感させた。

映画『純粋の時代』でイ・バンウォン役を演じ、強烈な印象を残したチャン・ヒョクは、『私の国』を通じて再びイ・バンウォンに変身した。

キツネのような頭脳とオオカミの心臓を持ったイ・バンウォンは、朝鮮王朝の基礎を築いた最高の戦略家だ。建国に貢献しながら、その功を認められなかったことから、冷酷な戦いを続けていく。そんな彼が父であるイ・ソンゲ=李成桂(演者キム・ヨンチョル)はもちろん、母・神徳王后姜氏(演者パク・イェジン)とも対立し、作品に緊張感を加える。

(写真提供=Celltrionエンターテインメント、私の国文化専門有限会社)韓国時代劇『私の国』でイ・バンウォン役を演じるチャン・ヒョク

時代劇からアクションまで、ジャンルを問わず存在感を示すチャン・ヒョクが、朝鮮建国期の中心人物といえるイ・バンウォンをどのように表現するか、期待が高まる。

特に、信念のためには死をも辞さない「ソフィ」を演じるヤン・セジョン、身分を超えて強い力を夢見る武官ナム・ソンホ役のウ・ドファンとの共演にも注目を集める。

チャン・ヒョクは、「『私の国』のイ・バンウォンは剣の後ろに哀れを秘めた人物だと感じた。表面的には野心を見せたが、その内に秘められた人間らしい姿を表現したかった。人物間の関係を幅広く解釈しながら“人間”イ・バンウォンの感情を描いた。イ・ソンゲとの関係でも、父に接する息子の立場から一連の状況を見ようとした」と明かした。

そして「長い間、多くの話を込めて準備した作品なので期待してほしい。一生懸命、最善を尽くして演技する」とメッセージを伝えた。

韓国時代劇『私の国』は、『ただ愛する仲』『本当に良い時代」『優しい男』など、繊細で洗練された演出で好評を得るキム・ジンウォン監督がメガホンをとり、感覚的な映像美を披露する。『マスター・ククスの神』など、ダイナミックで密度のある叙述で知られる作家チャ・スンデが執筆を担い、作品の完成度を高める。

『私の国』は10月4日午後10時50分、JTBCで初放送される予定だ。

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