18年間の“奴隷契約”で批判を浴びている韓国芸能事務所の代表、「怪しい薬のお使い」疑惑に強く反論

2022年12月08日 話題

所属する芸能人を18年間にわたって“奴隷契約”したとされる芸能事務所HOOKエンターテインメントのクォン・ジニョン代表が、新たに浮上した医療法違反の疑惑に対して「適法な手続きに従って代理処方を受けた」と反論した。

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HOOKエンターテインメント側は12月8日、「クォン・ジニョン代表は2015年に発病した脳梗塞による激しい片麻痺で、日常生活でさえ補助を受けなければならないほど挙動が非常に不便で、左筋肉の硬直などで現在も継続的な治療を受けなければならない人」と明らかにした。

「“怪しい薬のお使い”は名誉毀損」

続いて「クォン代表は医療法令が定めたところによる代理処方を受けることができる者であり、特に一時的に代理受領者の範囲が拡大され、知人を通じた代理処方も受けることができる」とし、代理処方が不法ではないと強調した。

睡眠薬の代理処方もやはり違法行為ではないという立場だ。

(写真提供=HOOKエンターテインメント)クォン・ジニョン代表

HOOKエンターテインメント側は「一時的に非対面の特定医薬品処方制限方案により、非対面診療に対して麻薬類および誤乱用憂慮医薬品の処方を制限している。ところが、2020年2月24日から施行された代理処方は、上記の一時的非対面特定医薬品の処方制限に該当しない」と説明した。

この日、クォン代表の代理処方を「怪しい薬のお使い」と報じたメディアには、「深刻な名誉毀損」と指摘した。それと同時に「クォン代表の名誉を失墜させようと意図的に事実関係をごまかしたと当社は判断している。そのメディアと記者に対する法的措置を厳重に取る」と法的対応を示唆した。

最後にHOOKエンターテインメント側は、「クォン代表はこれまでの議論に対して頭を下げて謝罪を申し上げ、その責任を回避するつもりはない。しかし適法になされたことさえ、単にクォン・ジニョンがしたという理由だけで非難されるのは過度なことであり、クォン・ジニョン代表に少しでも残っている人権を抹殺する行為だと考える」と訴えた。

先立って12月1日、HOOKエンターテインメントに所属する歌手兼俳優のイ・スンギが専属契約の解除を通知した。

イ・スンギ

イ・スンギは2004年のデビューから18年間、HOOKエンターテインメントに所属して活動し、計137曲を発表した。しかし所属事務所から音源収益の支払いを一度も受けていないとされ、去る11月15日、音源収益の内訳を公開してほしいという趣旨の内容証明を送った。イ・スンギの悲惨な状況に、一部からは“奴隷契約”だったと指摘する声も上がった。

それに対してHOOKエンターテインメント側は11月25日、音源収益の清算がゼロだったという疑惑は事実ではなく、合意書を通じてイ・スンギに対するすべての債権債務が整理されたと発表した。

しかしイ・スンギ側は、「HOOKの嘘の主張に対して深い遺憾の意を表する。明らかな事実は、HOOKがイ・スンギに音源収益発生の事実を故意に隠し、正確な内訳と根拠による清算が行われなかったということ」と反論した。

以降、クォン・ジニョン代表の様々な疑惑が連日のように浮上し、批判の声が高まっている状況だ。

◇イ・スンギ プロフィール

1987年1月13日生まれ。2004年にソロアルバム『The Dream Of A Moth』でソロ歌手としてデビューした。歌手のみならず、バラエティや俳優業でも頭角を現し、マルチタレントとして活躍。オーディション番組『PRODUCE 48』ではメイン司会役を務めた。主な出演作にドラマ『華麗なる遺産』『キング~Two Hearts』『花遊記』『Vagabond/バガボンド』などがある。

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