ソウル雑踏事故の“原因となった有名人”に名指しされた俳優ユ・アイン、心境を独特の文章で吐露

2022年11月03日 話題 #ユ・アイン

彼は歳月が流れて年を取るほど、悲しみや怒りの感情がわき上がったとき、違う反応を感じるようだ。

「涙はさらに密かに流す。怒りがこみ上げるときは習慣のように中指を広げたが、今はぐっと我慢して握った拳で胸を打つ」と書いた。

(写真提供=OSEN)ユ・アイン

ユ・アインは「数日前には友人とビールを飲んだ。あなたたちは幸せかと一番古い友人が尋ねた。蚊を追うように不規則な形で規則的に手を叩いて、十分に笑わせ、適当に良心的な声を吐き出し、私たちは冷たくも熱くもない、飲んでいたビールよりもっとぬるい時間を過ごした」と書いた。

ユ・アインはいつも率直だった。彼は自分の感情に忠実な俳優だ。事件が起こったとき、彼は文章で自分の心情をファンに伝えた。

今回の梨泰院惨事を経験し、ユ・アインは想定外のデマに巻き込まれた。オンライン上では、梨泰院に有名芸能人とインフルエンサーが登場し、彼らを見るために人々が殺到したという主張が飛び交った。そして、その芸能人がユ・アインだとも。

ユ・アインの所属事務所側は公式立場を発表し、「ユ・アインは10月29日頃に出国し、現在も海外に滞在中だ」という事実を明らかにした。所属事務所まで乗り出して釈明しなければならないほど、オンラインは騒がしかった。

ユ・アインはデマについて、文章で心境を代弁した。「肖像画のなかで肖像画に背を向ける。誰がより良かったのかわからない。誰がより悪かったのかは、もっとわからない。消えた生命を武器に、盾に、素材に、つまみに、障害物にするために消えない画面。号泣の主人より、もっとうるさい犬の声」と、各種デマでうるさいオンラインを揶揄した。

続いて「黙れ。恥ずかしいと思わないと。お願いだから気を使って。もっと痛くて、痛くない心を競って捨てられたものたち。本当は共謀者の私たち。その心が今最も必要なところに届くことを願う。ここに努めて明らかにした心が、最も必要なところに伝えられるといい」とし、オンライン上で戦うのではなく、さらに必要なところに声が届いてほしいという気持ちを伝えた。

「画面を叩いて出てきたことで、痛い心に触れることができればと思う。愛してる。そして愛しています。たかだか私に必要な分だけです。私が捨てて、私が持って、私が持てなかったちょうどその分です」という文章で哀悼の気持ちを伝えた。

◇ユ・アイン プロフィール

1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を集めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、さまざまなドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』など、さまざまな話題作で活躍している。

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