J-HOPEは「グループの未来について話したかった。信頼が必要な時点だと思う」として「メンバーたちとARMYが一つになった信頼で、未来を築いていきたい」という願いを話した。
RMは「3年間待ってくれてありがとう。どんなことが起きても、僕たち7人の心が同じで、皆さんが僕たちを信じてくれれば、何が起きても堅固に(関係が)続いて音楽を作る。どうか信頼を持ってほしい」と訴えた。
JIMINは「この姿そのままで長く公演したくて年を取るのが嫌だったが、今日公演をしながら今後10年後が気になった」として「未来の姿がどうなるか怖くない。期待が多すぎて怖いぐらいで、幸せそうだ」と笑った。JIMINは今までの9年は「味見(=プレビューという意味合い)」と強調し、「もっと行きましょう。30年、40年。自信ある?」と釜山訛りで問い返し、ARMYたちの歓呼を呼んだ。
メンバー最年少のJUNGKOOKはメンバーたちに対する感謝の気持ちを伝え、共にする未来を描いた。
JUNGKOOKは「今年で10年目だ。過去の過程を振り返ってみると、メンバーたちに本当にありがたい。僕の故郷で多くのARMYたちと共にするということが実感できず、“思考停止”が来た」と切り出した後でこう語った。
「活動しながら大変なときもあったし、辞めたいときもあった。そんな僕をしっかり掴んでくれたメンバーたちのおかげで、この場にいることができた。みなさん、そして兄さんたちお疲れ様。これからもっと走ってみよう。JIMIN兄さんの言葉通り、今後10年をもっとみなさんと一緒に過ごしたい」と話した。
BTSは今年6月、グループ活動をしばらく中断しソロ活動に集中すると発表した。
新型コロナ以後、対面公演と海外ツアーが難しくなったこともあり、新しい第2幕を準備するために下した決断だった。
今回は久しぶりに再び完全体で立ったステージだけにメンバーたちも感慨深かった。Vは「再び完全体で舞台に立つだけに、ARMYたちが僕たちのコンサートを見て驚くように準備しようと努力した。たとえ1回限りの公演でも、これまで見せなかった新しい曲で準備した」と努力した過程を伝え、ARMYに対する愛情を表現した。
最年長のJINは「30代になると真のアイドル美が出てくるようだ」と冗談で切り出しながら、「多くの感情がある。(完全体で)予定されているコンサート、これが最後だ。“またできるだろうか”という気もするけど、ツアーはいつでも予定すれば良い」と凛々しい声で話した。
そしてサプライズ発表。JINは「予想はしなかったが、J-HOPEの次に2番目にソロアルバムを出ることになった。シングルで大袈裟ではない。好きだった方との縁で最近いろいろ撮った。楽しく見てほしい」とソロアルバム活動を予告した。
SUGAも「公演をしながら過去の僕たちの姿が走馬灯のように通り過ぎた。すっきりしている」と話し、グループの未来については、残りのメンバーと意見をともにした。
「僕たちが初めて大賞を受賞してから6年が過ぎた。僕たちももう年も取って、あれこれ言う話も多いが、僕たちは20年、30年経ってもこの場にずっと立っているだろう」と確信に満ちた声で話し、「僕たち一緒に老いてみましょう。愛している」と付け加えた。
結論的に今回のコンサートで彼らは、完全体では当分コンサートができなくても、お互いへの信頼と強い意志でBTSは続いていくということを、ARMYたちに明確に約束したわけだ。
BTSメンバーたちの兵役義務履行を巡る賛否両論は依然として熱く、政界の結論も依然として足踏み状態だ。
ただ、仮に空白期が生じても、メンバー全員が完全体活動の意志を確認したという点で、今回の釜山コンサートが残した意味は少なくない。さらに広く遠くまで伸びていくBTSとARMYの未来に、世界の耳目が集まっている時点だ。