『宮廷女官チャングムの誓い』などで知られる女優イ・ヨンエは「酸素のような女性」とされるが、彼女の真っ直ぐな突破力こそが成し遂げてきた成果の土台だ。
一見、弱々しく見えるかもしれないが、演技に対する意欲が高く、作中のキャラクターを完璧に演じようとする生まれながらの女優だ。
イ・ヨンエは去る9月13日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)区のKNNタワーKNNシアターで開かれた釜山国際映画祭「アクターズハウス」で、「20代の頃、人々が私を知ってくれなくても作品に邁進してきた。20代を振り返ってみると、自分はすごく熱心に生きていた」とし、「その時は“いつか結婚したら空白期ができるだろう”という気がしていた。それで結婚と出産後に再び戻ってきても忘れられない俳優になるために、エネルギーがある時に頑張った」と話した。
また、「結婚してからは根の深い俳優になろうと思った。根が深ければ揺れる必要がない。20代、30代、40代と、それぞれの“揺れ”があるが、今考えてみれば自分自身を振り返る時間が必要だ」と強調した。