スルギは8年目でソロデビューを決意した理由について、「以前から準備は続けてきましたが、まともな準備は今年初めから始まりました。経験値を積んでカッコよくなったあとにソロアルバムを出すことが、私が披露する今後の色にも合うと思い、今が適切だと考えました」と伝えた。
アルバム名と同名のタイトル曲『28 Reasons』は、グルービーなムービングの重いベースと、口笛がシグネチャーなポップダンスのジャンルの曲だ。
今回のパフォーマンスではスルギを魅惑的な“魔女”で表現し、ボディラインを強調した優雅さと節制された強烈さを同時に盛り込んだステージと出会える見通しだ。
新曲について、スルギは「善と悪が共存するキャラクターを表現しなければならなかったので、声のトーンについてたくさん悩みました。収録はしましたが、あまりに真面目に歌ってしまって。優しさがあって暖かな音色が強い方なので、このクールさをどのように表現するか悩みました」とし、「ユ・ヨンジン・プロデューサーが一緒に作業してくれましたが、フィードバックをしっかりしてくださって、何度も修正を経て完成しました」と努力した点について語った。
パフォーマンスについては、「マーブル映画『ワンダヴィジョン』からインスピレーションを得た手の動作が華麗です。私が魔女になって、ダンサーたちをコントロールするような振り付けがグロテスクでもあります」と説明。
「スルギのソロデビューが発表されたとき、多くの方々がパフォーマンスを期待されると思いました。同時にボーカルも外したくなかったので、この曲が私を表現するのにぴったりな曲だと思いました」とし、「本来のスルギよりもより深化された姿を見ることができると思います」と期待感を伝えた。
今回のアルバムは、タイトル曲『28 Reasons』のほか『Dead Man Runnin’』、『Bad Boy ,Sad Girl』、『Anywhere But Home』、『Los Angeles』、『Crown』の全6曲で構成されている。
『Dead Man Runnin’』はスルギがデビュー後初めて作詞した楽曲だ。「すごく嬉しかったです。社内のブラインドテストを通じて選ばれることになりましたが、ダークで重みのある雰囲気をよく活かしたという評価を得られました」と背景を明かしたスルギは、「これからも引き続き作詞に挑戦していきたいです」と創作意欲を示した。
『Bad Boy ,Sad Girl』にはラッパーのBE'Oがラップメイキングとフィーチャリングに参加し、2人のユニークなケミストリーで音楽的魅力を一層加えた。
スルギは「直接歌詞も書いてくださって、メロディも作ってくださったので曲がさらに豊かになりました。改めて感謝を伝えたいです」とBE‘Oに感謝の気持ちを伝えると、BE'Oとコラボしたきっかけについて「女性ソロ曲ではありましたが、ラップも歌も上手なBE'Oさんが思い浮かんで、デュエット曲として作業することになりました」と伝えた。
ソロ活動で披露したいスルギだけの色について、スルギは「私は好きなものがたくさんあります。この一つのアルバムだけで私の色を表現することはできないと思います、今後期待してくださる方々がたくさん生まれてくれるよう、多様な音楽を“スルギらしく”上手く表現したいです」と話した。
スルギは同日、自身のソロデビューに対するRed Velvetメンバーの反応も明かしながら、自らの目頭を赤くする場面があった。
メンバーたちの反応に対して「熱かった」と切り出したスルギは、「メンバーなしに一人で活動することが怖く、本当にたくさん頼りました。ウェンディは先にソロアルバムをリリースしていたので、アドバイスをたくさん求めました」とし、「“スルギは全部上手だよ”というメンバーの応援に涙が出ました」と涙ながらに語った。
最後に、ソロアーティストとしての目標を問われたスルギは、「初めてのアルバムではありますが、本当に多くの楽曲に携わりました。これからもスルギのアルバムに対して期待できるようなアーティストになりたいです」と伝えた。
◇スルギ プロフィール
1994年2月10日生まれ。7年間という長い練習生期間を経て、2014年にRed Velvetのメンバーとしてデビュー。グループ内ではリードボーカル、メインダンサーを務めている。クールに見えるが非常に柔和な性格の持ち主。温厚で良く寝ることから「クマ」という愛称を持っている。
