日本でゲーム主題歌やドラマED歌った韓国女性歌手、元事務所と“契約違反”で3000万円賠償…なぜ?

2022年09月18日 話題

火曜飛は2017年に専属契約を結ぶと、元所属事務所が彼女が滞納した税金など約2憶9000万ウォン(約2900万円)代わりに返済した後、専属契約書を変更した。

変更された契約は、「音楽権力」が滞納税額などを代わりに返済した点を考慮し、火曜飛に支給しなければならない契約金3億ウォンをすでに支給したものとするという内容を盛り込んだものだ。

ただ、火曜飛が翌年2月に専属契約解約を要求したことで、「音楽権力」は火曜飛の契約違反で損害を被ったとし、訴訟を提起した。

(写真=好奇心スタジオレーベル)火曜飛

火曜飛側は「音楽権力の社長の強迫によって契約を締結した。“詐欺や強迫による意思表示は取り消すことができる”と言う民法に基づき、契約を取り消すことができる」と主張したが、裁判所側は受け入れなかった。

裁判所側は「被告に対する暴言や悪口があった事実と認めることはできるが、強迫に至るほどだったとは見られない」とし、「強迫に至るほどであったとしても、被告が自身の意思に反して契約を締結したと認める証拠がない」と、判決の理由を述べた。

ただし、裁判所側は火曜飛の楽曲を制作するのに1億1000万ウォン(約1100万円)がかかったという「音楽権力」側の主張には、根拠が足りないとして損害賠償請求を棄却した。

なお、1982年2月生まれで本名を「パク・レア」とする火曜飛は、2000年6月に「パク・ファヨビ」の芸名で1stフルアルバム『My All』で歌手デビュー。

2004年には日本に進出し、同年11月17日にPS2のゲーム『マグナカルタ』の主題曲『Fly Again』、翌2005年2月23日にテレビドラマ『天国の階段』日本版エンディング曲『天国の記憶』をリリースしていた。

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