韓国芸能界きってのおしどり夫婦だった女優ク・ヘソンと俳優アン・ジェヒョンが、離婚問題を巡って溝を深めている。騒動の発端となったク・ヘソンの“不仲暴露”から4日が経つが、依然として問題は解決しないままだ。
ク・ヘソンは8月20日、法定代理人を通じて「アン・ジェヒョンさんと離婚に対して“協議”したことはあるが、離婚に合意したことはない。現在、離婚をする意思はまったくなく、婚姻破綻に関する帰責事由もまったくない」と立場を明かした。
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今回の立場文で目を引くのは、「アン・ジェヒョンさんの結婚に対する倦怠感や信頼毀損、心変わり、酒に酔った状態で複数の女性と緊密かつ頻繁に連絡を取っていたこと。このような理由で、激しいストレスを受けてきたク・ヘソンさんが離婚の手続きを進めていたことは事実」という内容だ。
アン・ジェヒョンが他の女性と酒に酔った状態で連絡していたのが事実だとすれば、彼に責任があると解釈できる。
これに先立つ8月18日、ク・ヘソンはアン・ジェヒョンと交わしたメッセージの内容を公開し、不仲であることを伝えた。公開された2人のやりとりには、離婚に対する意見の衝突が含まれている。その後2人の所属事務所HBエンターテインメントは「2人が協議離婚を決定した」と発表したが、ク・ヘソンはこれを直ちに否定している。
ク・ヘソンによって公開されたメッセージやりとりの中には「代表とあなたが私の悪口を言っていた」「夫婦と会社に対する信頼が傷ついた」といった内容も含まれており、「他人に私の悪口を言っていることを知って、裏切られた気持ちで離婚の話をした。でもまだサインもしていないし、合意をした事実はまったくない。私への相談なしにされた報道だ。私は家庭を守りたい」と、事務所の発表に対する反論も記載されている。
ク・ヘソンの暴露が続く中、アン・ジェヒョンは依然として沈黙を守っている状況だ。今回の騒動に対する双方のリアクションがあまりにも異なるだけに、騒動の余波も大きい。これまで、バラエティ番組『新婚日記』(tvN)などを通じてお互いに対する熱い思いをあらわにしてきた“おしどり夫婦”の泥沼離婚騒動は、世間に大きな衝撃を与えている。
1984年生まれのク・ヘソンは、2002年のテレビCM出演を通じて芸能界デビュー。その後本格的に女優としての活動をはじめ、数々の作品を通じて愛くるしい魅力を披露した。特に、2009年に放送された『花より男子~Boys Over Flowers』(KBS)は日本でも大きな反響を呼んだ。
1987年生まれのアン・ジェヒョンは、2009年からファッションモデルとして活動を始めた。数々のファッションショーで優れたビジュアルを披露する傍らで、テレビ番組にも複数出演。2013年に放送されたドラマ『星から来たあなた』(SBS)を通じて役者デビューし、“モデル出身俳優”として積極的に活動を続けている。
2人は去る2015年放送されたドラマ『ディア・ブラッド~私の守護天使』の共演をきっかけに結婚した。同作はアン・ジェヒョン初の主演作品でもある。結婚4年目にして離婚の危機に面した2人は、どのような結末を迎えるのだろうか。
◇以下、ク・ヘソン側の公式立場全文
本法務法人はク・ヘソンさんの法定代理人として、先日曜日(8月18日)から始まった両者の離婚問題に関するク・ヘソン本人の公式的な立場を、本報道資料を通じて明らかにします。
まずは、ク・ヘソンさんの芸能活動と結婚生活に関心を持って見守っていただいた多くのファンと、支持してくれた方々に良くない姿をお見せしてしまい、恐縮に思う当事者の心をお伝えしたいと思います。
また、ク・ヘソンさんはアン・ジェヒョンさんと離婚に関して協議したことはありますが、離婚に合意した事実はなく、現在も離婚の意思はまったくありません。婚姻破綻に関する帰責事由もまったくないことをお知らせします。離婚合意書の草案が2人の間で行き交うことはありましたが、これについての捺印や署名はされていません。
すでにク・ヘソンさん本人が伝えたように、相手のアン・ジェヒョンさんによる結婚への倦怠感、信頼毀損、酒に酔った状態で多数の女性と緊密で頻繁な連絡を取っていたこと。そういった理由で激しいストレスを受けてきたク・ヘソンさんが、合意離婚のために手続きを進めていたことがあったのは事実です。しかし、ク・ヘソンさんの母親の健康悪化と精神的衝撃、そして本人の家庭を守りたいという気持ちから離婚に合意する意思がないことをク・ヘソンさん本人がすでにSNSを通じて明らかにしています。
そして、ク・ヘソンさんの“母親のために家庭を守りたい”という気持ちは今も変わっていません。従って、ク・ヘソンさんとアン・ジェヒョンさんが離婚に合意したという記事は、まったく証拠のない事実無根であることをお知らせします。
また、ク・ヘソンさんは現在、所属タレントの私生活に一方的に関与して信頼を傷つけた事務所にこれ以上いられないと実感しており、速やかに専属契約関係が円満に終了することを希望します。所属事務所側がこれに協力しない場合には、法的措置を取らざるを得ないということもお知らせします。
ク・ヘソンさんとアン・ジェヒョンさんの離婚については、これ以上根拠のない推測の内容が含まれた記事が上がらないことを願っています。
再び私的なことが公論化して良くない姿を見せた点に対しては反省し、これから克服していこうと思います。
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