“韓国のマドンナ”と呼ばれる女優オム・ジョンファが、最終回を終えたドラマ『私たちのブルース』の感想を伝えた。
オム・ジョンファは、「演技人生の望みだったノ・ヒギョン作家の作品に出演できて、そして良い俳優、スタッフたちと呼吸を合わせることができて、撮影を通してとても幸せだった」と話した。
6月13日、Netflix配信中のドラマ『私たちのブルース』(tvN、脚本ノ・ヒギョン、演出キム・ギュテ、ヤン・ヒ、イ・ジョンムク)が終映したなかで、熱演を見せたオム・ジョンファが所属事務所を通じて「ありがとう」と感想を伝えた。
オム・ジョンファは“コ・ミラン”というキャラクターを演じながら、最も気をつけた部分について、「2人の友情が各自の立場で十分に理解されるようにと思った」とし、「ウニ(演者イ・ジョンウン)の立場では、ウニの積み重なった感情がよく見えるようにウニの相手役として上手くやりたかったし、ミランの立場でも、ミランの真心がよく見えるように演じたかった」と、自分が引き受けた役割に対する努力と考えを伝えた。
現場の雰囲気を尋ねる質問には、「現場の雰囲気がとても良かった。チョン・ウニ役を演じたイ・ジョンウンとは実際にも年齢が同じで、親しく過ごしている。本当に(ミランが)ウニを愛するように、ジョンウンを愛した」と、共演した相手俳優に対する愛情を表わした。
続いて「コ・ドゥシム先輩、キム・ヘジャ先輩の2人と一緒に撮影することになって、たくさん緊張もしたし、ときめきもした。2人の姿を見て私もたくさん学んだ」と付け加えた。
またオム・ジョンファは、ノ・ヒギョン作家が「刺身包丁で刺身を切るように激しく演技した」と話して話題になったシーン(第13話でミランとウニが昔の感情を吐き出すシーン)について、「このシーンは本当に上手くやりたくて、撮影直前まで自分も知らないうちに感情が激しくなった。ところが不思議なことに、カメラが点灯した瞬間、激しい感情は沈んで、ウニにまともに言わなければならない言葉だけが浮かんだようだ。不思議な経験だった」と当時を振り返り、キャラクターに対する情熱が伝わる秘話を伝えた。
最後にオム・ジョンファは、「『私たちのブルース』を愛してくれてとても感謝している。皆さんの胸の中に長く記憶されるドラマになったらと思う」と伝え、「私も『私たちのブルース』を愛する視聴者としてドラマが終わったのは残念だ。本当に幸せな時間だった」と、残念さを込めた最後の挨拶を述べた。
オム・ジョンファは『私たちのブルース』で、チョン・ウニの30年来の友人であり、万人の初恋相手であるコ・ミランを演じ、5年ぶりにテレビドラマに復帰。信じて観ることができる俳優であることを再び証明した。
特に親友間に感じられる微妙な感情を繊細に描き出すことはもちろん、見事な緩急の調節でコ・ミランというキャラクターを立体的に演じ切った。
なおオム・ジョンファは、TVINGのバラエティ番組『ソウルチェックイン』を通じてイ・ヒョリ、キム・ワンソン、BoA、ファサと「ダンス歌手ユランダン」を結成。『ソウルチェックイン』のOST『冬から冬まで』(原題)を発売するなど、演技からバラエティ、音楽活動まで行き来する活発な活動を続けている。
◇オム・ジョンファ プロフィール
1969年8月17日生まれ。1992年に映画『結婚物語』で女優デビューし、翌年には歌手活動もスタート。1997年のアルバム『後愛』のヒットで全盛期を迎え、“韓国のマドンナ”と呼ばれた。女優としても数々のドラマや映画に主演し、ヒット作多数。日本ドラマのリメイク版『結婚できない男』(2009年)にも主演した。2010年に甲状腺ガンで手術を受けたことを公表。2022年のドラマ『私たちのブルース』で久しぶりにテレビドラマ復帰を果たした。
■【写真】オム・ジョンファ、ブラックドレスで破格のバックショット披露!
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