コン・ユが2019年に主演する映画の1本目は、韓国で100万部以上も売れた大ベストセラーの『82年生まれ、キム・ジヨン』を原作としたものだ。
この小説は「韓国社会では女性がいかに理不尽な生き方を強いられるか」を描いていて、主人公は30代の主婦のキム・ジヨンだ。
映画ではキム・ジヨンをチョン・ユミが演じるが、サラリーマンの夫に扮するのがコン・ユだ。彼は、妻に理解を示す夫を誠実に演じる。映画は5月上旬に撮影が終わり、2019年下半期に公開される。
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韓国で社会現象まで起こした大ベストセラー小説の映画化だけに、注目されるのは間違いないが、「話題性」より「企画性」を作品選択の基準にしてきたコン・ユが、なぜ『82年生まれ、キム・ジヨン』に出演することになったのか。
それは、彼の次の言葉を聞けば理解できる。
「作品を選ぶときの大きな悩みの一つは、自分に新しさを与えることができるか、ということです。なによりも、作品を作る構成員として参加するのなら、創意的な活動をしたいですね」
つまり、『82年生まれ、キム・ジヨン』という映画が企画から進む段階で、コン・ユは、この映画が自分に新しいプラスアルファをもたらしてくれることを確信したのだ。その気持ちが、コン・ユの情熱を突き動かしたのだろう。
なお、コン・ユは『82年生まれ、キム・ジヨン』の撮影が終わってから、今度は映画『徐福』の撮影に没頭している。
この映画はクローン人間を題材にした作品で、コン・ユは国家機関のエージェントに扮する。なんといっても『徐福』では、コン・ユがパク・ボゴムと共演することが大きな話題を呼んでいる。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
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