「第75回カンヌ国際映画祭」のミッドナイトスクリーニング部門に招待された『HUNT』(英題)がリュミエール大劇場で上映され、俳優イ・ジョンジェが華やかな監督デビューを飾った。
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イ・ジョンジェの初監督作『HUNT』は、1980年代を舞台に、組織に潜り込んだスパイを見つけ出すためお互いを疑う国家安全企画部のパク・ピョンホ(演者イ・ジョンジェ)とキム・ジョンド(チョン・ウソン)が、「韓国第1号暗殺作戦」という巨大な事件に直面することで繰り広げられるスパイアクション映画。
1999年の映画『太陽はない』での共演以来、韓国芸能界を代表する親友となったイ・ジョンジェとチョン・ウソンが、それぞれパク・ピョンホ、キム・ジョンド役を熱演している。同じ国家安全企画部で働く2人は、北朝鮮からのスパイの総責任者を探す過程でお互いを疑い、警戒することになる。
イ・ジョンジェとチョン・ウソンは、与えられた任務と秘密のミッションの間で生じる葛藤、それぞれのキャラクターの物語を高い密度で表現した。何よりもガンアクションから格闘までこなしており、アクションブロックバスターの形をとっている。
デビュー作ながら何一つ逃さないように努力した監督兼俳優のイ・ジョンジェ、主演キャスト、スタッフらの努力がうかがえるところだ。
イ・ジョンジェは演出、監督としてはもちろん、脚本家、俳優としての役割も十分果たした。正確で深みのある資料調査に想像力を加えながらシナリオ作業に費やした4年が、決して無駄ではなかったことが如実に感じられる。
『HUNT』の上映開始前と終了後、リュミエール劇場内では拍手喝采が起こった。3分間続いた歓声と拍手のあと、イ・ジョンジェは「本当に感謝する。僕たちの映画が気に入ってもらえることを願う」と英語で感想を述べている。
チョン・ウソンは観客に笑顔を向けたイ・ジョンジェを抱きしめ、“監督イ・ジョンジェ”の労をねぎらった。
(記事提供=OSEN)
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