BTS(防弾少年団)が不買騒動に巻き込まれるかもしれない。
6月に発表する新アルバムに、“性犯罪疑惑”で現在も裁判中の人物が手掛けた楽曲が収録されていたからだ。
BTSのファンらは最近、SNSを通じて「ボビー・チョン_曲_不買」といったハッシュタグを作り、ボビー・チョンの曲をBTSの新アルバムに収録することにした所属事務所の決定を批判している。
一部のファンは、これまでボビー・チョンが携わったBTSの楽曲を列挙して共有し、「これらの曲はもう二度と聞かない」と宣言。他にも「BTSは愛しているが、あいつのせいで女性が亡くなっている…私は性犯罪者の弁護士費用を払いたくない」「HYBE運営陣の道徳性の欠如が生んだ結果」「ボビー・チョンの犯罪を黙認するHYBEは女性ファンを放棄したのか」と、批判的な声が増加している。
先立ってBTSは、6月10日に発売される3枚組の新アルバム『Proof』の各トラックリストを公開した。
今回のアルバムは、6月にデビュー9周年を迎えるBTSがこれまでの歩みを振り返るアンソロジーアルバムで、BTSの過去と現在、未来に対するメンバーの思いを込めた楽曲が収録されている。
そのアルバムの2枚目のCDに収録された曲『Filter』が問題視されている。というのも、同曲を手掛けた一人であるボビー・チョンが、過去に違法撮影や性的暴行の疑惑が浮上した人物だからだ。
ボビー・チョンは去る2019年7月、当時20代だった歌手志望の恋人女性に対し、身体の部位を違法撮影した疑惑で裁判にかけられた。女性はボビー・チョンからの性的暴行被害を訴えた後、翌2020年4月に“極端な選択”でこの世を去った。
恋人女性以外にも、ボビー・チョンは2020年7月から9月にかけて、また別の女性に暴行を加え、同意なく身体を違法撮影した疑惑が持たれた。
その後、今年3月23日には「性暴力犯罪の処罰等に関する特例法」違反と暴行の疑いが持たれているボビー・チョンの2回目の公判が行われた。
そんな疑惑を持つ人物がかかわっているだけに、ファンのみならず、韓国メディアも「ボビー・チョンの曲を入れる必要があったのか」「性犯罪疑惑のボビー・チョンの曲を選んだBTS」と指摘している。
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