【動画】BTS・RMが訪れた“作品名のない画廊”とは。「LEE JAEHYO GALLERY」本紙記者訪問記

2022年04月20日 話題 #BTS

「今、美術界は“RMが見た展示”と“そうでない展示”に分かれます」

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BTS(防弾少年団)のリーダーRMが、世界の大衆音楽のみならず、美術にまでその影響力を拡大し、美術界を熱く盛り上げている。

普段から「美術に音楽的インスピレーションを得ている」と語るRMは、世界各地の美術館や展示会に直接訪問し、美術界の“ホット”なインフルエンサーとして注目を集めてきた。

RMのあふれ出るほどの美術愛に、ファンの間ではRMが訪れた美術館や展示会を訪問する“RMツアー”が行われているほどだ。

RM

そこで今回は、RMが過去に訪れた展示会に本紙『スポーツソウル』記者が実際に足を運んだ訪問記をお届けしよう。

「作品をありのままに感じることが重要」

1998年の大阪トリエンナーレで彫刻部門大賞を受賞し、人々の関心を集めるようになったイ・ジェヒョ作家は、去る2004年にソウルのとあるホテル開館時にロビーの全面装飾を任されると、生涯初の作品販売から億台の販売価格を記録し、一気に有名作家の仲間入りを果たした。

かねてから個人ギャラリーをオープンすることが夢だったというイ・ジェヒョ作家は2020年、京畿道(キョンギド)楊平郡(ヤンピョングン)砥平面(チピョンミョン)茂王里(ムワンリ)に5つの展示室と作業室、そしてカフェからなる「LEE JAEHYO GALLERY(イ・ジェヒョ・ギャラリー)」をオープンした。

(写真=記者撮影)

各展示室は、木や石、釘、木の葉などで作られたイ・ジェヒョ作家の作品で埋め尽くされている。

イ・ジェヒョ作家は自身の世界観について、「人間と親しみやすく、周辺で簡単に接することができる材料で作業をしています。木や石、釘は世界中どこに行っても同じ形があるので、誰でも同じような感覚を覚える作品を作っています」と説明。

また、「一般の人々は木の中身まで詳しく見ようとしません。床にある落ち葉を天井に吊り下げ、重い属性を持った石を浮かせることで、これまでにない新たな視覚を提示します。少しの移動さえ与えれば、人によって感じることは変わるのです」と、作品の鑑賞ポイントも伝えた。

イ・ジェヒョ作家のギャラリーには作品名と説明が書かれていない。その理由について、イ・ジェヒョ作家は「私が説明する通りに理解をしようとすると作品鑑賞の妨げになります。作品は内容よりも作品をありのままに感じることの方が重要なので、説明がない方が記憶に残ると思います」と語った。

(写真=記者撮影)

首都ソウルからは約1時間半離れた距離にあるが、楊平郡のはずれにあるイ・ジェヒョ作家のギャラリーには、平日の早い時間にもかかわらず多くの観覧客が足を運んでいた。

では、RMが実際に訪問した後、その影響力を実感することはあったのだろうか。

イ・ジェヒョ作家は、「職員さえもRMさんが訪問した事実をまったく知りませんでした。周りの人が話してくれたことでわかりました」とし、「RMさんがSNSに写真をアップロードしてから、(自身のインスタグラムの)フォロワーが1週間で3000人も増えました。ファンの方々は、(RMが)ギャラリーに訪れた際にどこに座ったのか、何を飲んだのか、すべてのことを知りたがっていました。海外からも訪問したいというコメントが多く寄せられています」と、RMの訪問以降で変化した点を明らかにした。

イ・ジェヒョ作家は最後に、今後の作品活動について、「故郷の慶尚南道(キョンサンナムド)陜川(ハプチョン)にギャラリーカフェを開館する作業をしています。そこにも作業室を設け、2つの作品の制作を同時に進めていて、楊平と陜川にそれぞれ置こうと考えています。陜川ギャラリーにもぜひたくさんの人が訪問していただきたいです」と伝えた。

◇RM プロフィール

1994年9月12日生まれ。本名キム・ナムジュン。グループ内ではリーダーとメインラッパーを担当しており、英語が堪能な頭脳派でもある。BTSメンバーの中で最初にBig Hitエンターテインメントに加入したのがRMで、事務所代表のパン・シヒョクはBTSのデビューの経緯について「RMのような子はデビューさせなければいけないと思った。BTSを作ったきっかけは彼だ」とコメントしている。最年少メンバーのJUNG KOOKも「事務所見学の際にRMのラップに惹かれて事務所に入った」と明かしており、実力とカリスマ性を兼ねそなえた人物といえる。

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