麻薬とK-POP…「YGリスク」がさらなる“重大事態”に発展してしまう理由

2019年06月17日 話題

「YGエンターテインメント所属の芸能人のなかで、過去に麻薬を自慢していたことがある。ようやく少しでも明らかになって、すっきりした」(制作会社関係者)

「YGのヤン・ヒョンソクをはじめ、次々と過ちを犯した芸能人が出ているが、残っているアーティストはどうか…。大きな芸能事務所の没落は、喜ばしいことばかりではない」(マネジメント関係者)

「(麻薬関連問題は)今からが始まりだ。まだ残っていることがある。本当のことが明らかになるだろうか」(広告業界関係者)

YGエンターテイメントに対する業界関係者の言葉が尽きない。

これまで隠してきたことが白日の下にさらされ、「すっきりした」という反応もあるが、ややもするとエンターテイメント業界全体に打撃がいくとの懸念の声も高まっている。

かつて“YGファミリー”という言葉だけで芸術性を評価され、それこそ誰もが憧れを抱いたYGエンターテイメントが、時間差を置いて続く所属芸能人の麻薬スキャンダルによって、ついに没落した。

残念な点は、そのすべてが長い時間をかけて積もりに積もった結果という点だ。芸能人一人ひとりの問題ではなく、会社や集団の問題としてピックアップされていることに大きな問題点があるとして指摘されている。

YGの“顔”といえるヤン・ヒョンソク代表プロデューサーは議論に包まれた6月14日、社内のすべての職責から辞任するという意向を明らかにした。スキャンダルを鎮静化しようとしたが、YG全体に向けられた冷たい視線は消えていない。

(写真提供=YGエンターテインメント)ヤン・ヒョンソク代表プロデューサー

そもそもYGの麻薬スキャンダルの幕は、BIGBANGによって切って落とされた。

BIGBANGのG-DRAGONが2011年5月の日本訪問中に大麻を吸い、7月に検察に摘発された。また同じくT.O.Pが2017年、練習生ハン・ソヒと大麻を吸って懲役10カ月、執行猶予2年を宣告された。BIGBANGを脱退したV.Iは、クラブ「バーニングサン」事件の被疑者となり、性接待議論などでスキャンダルの中心に立たされた。

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ここで終わりではない。iKONのB.Iも麻薬購入や使用疑惑が浮上し、WINNERのイ・スンフンもB.Iの麻薬事件に介入したのではないかという疑惑が出ている。

B.Iの麻薬疑惑は波紋を呼び、YG内部だけの問題ではなく、警察との癒着疑惑にまで広がった。それに対して警察は、「YGからの圧力や警察の癒着の有無など、メディアで提起されている各種の疑惑について厳重に捜査する方針だ」と強硬に対応している。

また、YGを去った元WINNERナム・テヒョンの発言も再注目されている。ナム・テヒョンは2016年、WINNERから脱退する際、指に「I DON’T DO DRUGS. I AM DRUGS」(私は麻薬をしない。私が麻薬だ)というフレーズのタトゥーを刻んだ。

YG芸能人「麻薬を使ったけど捕まらない」

一連の事態に対して関係者たちの証言も続々と出ている。

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