BTS(防弾少年団)が韓国ファンと感激の再会を果たした。
BTSは3月10日19時、ソウル蚕室(チャムシル)総合運動場主競技場で対面コンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - SEOUL」を開き、約2年半ぶりに韓国ファンと再会した。
BTSの今回のコンサートは、2019年10月に開かれた「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF' [THE FINAL]」以来、韓国で久しぶりに開催された対面公演だ。新型コロナのパンデミック後、初めて韓国ファンに会う場であっただけに、BTSとファンは激しい感動を表わした。
公演開始前からいち早く座席を埋めたファンらは、流れる歌に合わせて歓声の代わりにクラッパーを打って現場の雰囲気を盛り上げた。
華やかな爆竹と共にステージに上がったBTSは、パンデミックによって観客の前で披露できなかった4枚目のフルアルバム『MAP OF THE SOUL:7』のタイトル曲『ON』で口火を切った。
多数のダンサーと一緒に壮大な舞台を飾ったBTSメンバーは、『FIRE』と『DOPE』のステージを繰り広げながら、スタートから情熱を燃やした。
BTSは「ついに僕たちは主競技場で再会した。とても久しぶりだ。とても会いたかった」とファンに挨拶した。リーダーのRMは「“BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE”が5カ月前から始まったが、皆さんが客席にいるだけで感じが違う。いつ、僕たちが拍手しか聞こえないコンサートをしたことがあるだろうか。歴史に残るコンサートだ」と、感激を表わした。
Vは「前回は客席にカメラだけ置いて撮影したが、ここにこうしてARMY(BTSファン)の方々がいらっしゃるから、感動でときめく」と明らかにし、SUGAは「歓声を上げることはできないが、2年半ぶりに共に過ごしたということが重要ではないか。胸いっぱいの感情は僕たちも同じだ。一緒に楽しもう」と付け加えた。
BTSはこの日、韓国で対面公演を通じて披露できなかった曲をはじめ、ソロ曲よりもメンバー7人の曲を厳選してセットリストを埋めた。
『Black Swan』『Blue&Grey』『Telepathy』『Stay』『Dis-ease』をはじめ、グローバルメガヒット曲といえる『Dynamite』『Butter』『Permission to Dance』、そして『DNA』『Blood Sweat & Tears』『FAKE LOVE』『Boy With Luv』『IDOL』まで、多彩なステージを披露して観客を魅了した。
コロナ禍でのコンサートということで、今回の公演では歓声が禁止されたが、ARMYは歓声よりもさらに熱いエネルギーでBTSの舞台に応えた。
メンバーたちは「おそらくARMYの方々も言いたい言葉が多いはずだが、その心が十分に僕たちに伝わってくるから、最後まで楽しんでほしい」とし、「皆さん、僕たちも歓声のない公演は初めてだ。それだけに一生の記憶に残りそうだ。皆さんだけがぎこちないのではなく、僕たちもぎこちない。僕たちが叫んでと言っても、心の中でしてほしい。これも良い思い出になるだろう」と話した。
2時間を超える間、ARMYと一緒にステージを作ったBTSは、「同じ空間で再び歌ってみると、昔の思いがたくさん出てきて幸せでもある」とし、「僕たちが団体曲だけで埋めた理由は、ARMYの皆さんに僕たちの姿を長くお見せしたいこともあるが、僕たちもARMYの方々をずっと見たかったからだ。遠くない未来に、もっと良い姿で会うことになるだろう」と、“次”を約束した。
最後にJIMINは、「これまで僕たちもそうだし、皆さんもどれほど待ち、会いたかったかわかっていると思う。最初にサウンドチェックするとき、皆さん見たら、たしかに気持ちがおかしかった。本当に家に帰ってきたかと思った。これまで残念で大変だった感情がなくなったようで良かった。久しぶりに会う友達を見た感じだった。今日来てくれて、心から感謝する。今後も僕たちは一生懸命やっていく」と感想を述べた。
BTSは同日の公演を皮切りに、3月12、13日、ソウル蚕室総合運動場主競技場で「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - SEOUL」を行い、来る4月8~9日(現地時間)と4月15~16日には米ラスベガスで「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS」を開催する。
(記事提供=OSEN)
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