V.I、ユチョンに続き、学生時代の行動まで…韓国芸能界に鳴り響く“私生活警報”

2019年06月01日 話題

韓国芸能界に“私生活警報”が鳴り響いている。

今年初め、韓国社会を揺るがした元BIGBANGのV.Iと関連するクラブ「バーニングサン」の議論を皮切りに、韓国芸能界に私生活警報が鳴っている。V.Iの性接待疑惑をはじめ、彼と親交があった歌手チョン・ジュニョン、元FTISLANDチェ・ジョンフンなどのトークルームの内容が広がり、不法撮影や共有などの事実が一歩遅れて知らされた。

同時に俳優兼歌手パク・ユチョンの麻薬使用疑惑が浮上するなど、今年上半期には多くの韓国芸能人がプライベートの問題で、芸能界を去ることになった。

左からV.I、チョン・ジュニョン、パク・ユチョン

だが、それで終わりではなかった。韓国芸能界は今、学生時代の“いじめ疑惑”に苦しんでいる。

人気を博していたバンドJannabiのメンバー、ユ・ヨンヒョンは校内暴力疑惑が浮上して、バンドから脱退した。オーディション番組『PRODUCE X 101』に出演していたユン・ソビンも同じ理由で降板している。

元SISTARのヒョリンも学生時代にいじめの加害者だったという暴露文が掲載されたが、被害者と円満に和解したという立場を明かしている。またガールグループBerry Goodのダイェにも、いじめの加害者という暴露文が登場したが、所属事務所側は「悪質なデマであり、虚偽事実」と一蹴した。

他にもネット上には、芸能人から学生時代にいじめられたとの暴露が起こっているが、真偽が確認されていないものも少なくない。いずれにしても芸能人たちは過去、または現在の私生活によって、少なくないダメージを受けている。

左からヒョリン、ユ・ヨンヒョン、ダイェ

これまでも芸能人の私生活に関する議論は、事あるごとに提起された問題だ。

しかし最近は、あまりに次々と私生活に関する問題が続いており、多くの人が失望と疲労感を増している。さまざまなフォーマットのSNSが広がったことで、自由に発言する手段が増え、過去の私生活が芸能人の足を引っ張るかたちとなった。

芸能人の日常生活を盛り込んだバラエティ番組やYouTubeコンテンツが増えているなか、それらの番組で見せる姿とは明らかに異なる私生活が過去にあったという事実が、人々に裏切りに近い印象を与えている。

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現在の“暴露キャンペーン”に対して、大多数のネットユーザーたちは「知られなければならない事実が明らかになっただけだ」という怒りの反応を見せている。若者たちから憧れを受け、ファンからの愛情と信頼で成り立つのが芸能人であるがゆえに、不道徳な私生活は袋叩きにされる。

致命的なイメージダウンとなるため、関与していた事実があっただけでも芸能活動に赤信号が灯るわけだ。

所属事務所も非常事態となった。ある所属事務所の関係者は「所属する芸能人らに問題になりうる過去があるかないかを再確認させ、注意する傾向にある。新人を発掘する上で、今や人格も実力と同じくらい欠かせない要素となった」とし、「だが学生時代の話はあまりに昔のことで、自らも忘れているか、問題であると認識していないことが少なくない。事実確認に難しさがある」と吐露した。

当然のことだが、芸能人にとっても道徳性は重要であり、被害者がいる場合はそれに見合う処罰を受けなければならない。最近の傾向について、芸能人の人格を確認し、警戒心を高める良い機会だという声も少なくない。

ただ、懸念もある。真偽の確認がとれていない噂が拡散するなど、無分別な“魔女狩り”は避けなければならない。

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