俳優のクォン・サンウが自身初となった時代劇で悪役を演じたことについて、「最大限に格好良く映るように努力した」と話した。
2005年のドラマ『天国の階段』に出演したクォン・サンウは、劇中で流す涙の美しさから“涙の貴公子”と呼ばれるほど、日本でも高い人気を誇った。
そんな彼は、1月20日にオンラインで行われた映画『海賊:鬼の旗』(原題)の公開インタビューを通じて、初めて挑む時代劇と悪役を演じた感想と理由を語った。
「時代劇をいつかやるとは思っていたが、果たしてどんな作品なのかなと思っていた。『海賊:鬼の旗』をキム・ジョンフン監督が演出すると聞いて、映画『探偵なふたり』で1回一緒に仕事したことがあるので信頼できた」と明かした。
時代劇で楽しかった点と不慣れだった点については、「カツラを被ったりする準備段階が面白かった。2時間で自分の姿が変わっていくことが楽しかった」とし、「メイクさんも“長いメイクの間寝てくれて、不平不満を言わない俳優はいなかった”と言ってくれた。慣れなかった点は、自分が好む最近の映画とは違うトーンの作品だったし、セリフや動きが慣れなかった。共演者とも息を合わせようと気を付けながら撮影した」と語った。
韓国のエンタメ大作として一線を画した『パイレーツ』の続編にあたる『海賊:鬼の旗』は、高麗(こうらい)末期の1388年を舞台に、跡形もなく消えた王室の宝物を手にするため海に集まった海賊たちの冒険を描いた時代劇ファンタジーだ。
クォン・サンウは今作で初の悪役に挑戦する。「プ・フンスを演じながら思ったことは、ほかのキャラクターは皆、愉快なキャラクターなのに、唯一僕だけが彼らを追いかける悪役だったので目立つと思う」と感想を述べた。
また、「僕はこれまでアクション作品にもたくさん出演したが、僕が好きなジャンルは映画『ヒットマン エージェント:ジュン』や『探偵なふたり』のような笑いと感動がある作品だった。でも、クォン・サンウも“違うことができるんだ”ということを証明したかった。『海賊:鬼の旗』は、俳優としての可能性を見せることができる映画だ」と打ち明けた。
さらに、「共演者たちを力で制圧できるようなカリスマ性を見せようと思った。最大限に格好良く映るように努力した」と笑みを浮かべた。
本作を通じて時代劇の魅力を知ることができたという。「これからは時代劇への出演も躊躇しないだろう。僕の新しい姿を見せたいと思えた。良い作品に出会えたらまた出演したい」とし、ファンの期待感を高めている。(インタビュー中篇に続く)
■【写真】クォン・サンウの奥様ソン・テヨン、NYで見せた“ミスコリア”オーラ
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