韓国芸術総合学校のヤン・ジョンム教授が、BTS（防弾少年団）のリーダーRMの“美術愛”に言及した。
1月12日午前に放送されたSBSパワーFMのラジオ番組『キム・ヨンチョルのパワーFM』（原題）では、ヤン教授が出演する「無知脱出ヨンチョルショー」のコーナーが行われた。
このコーナーで「RMが好きな作品特集をしてほしい」という意見がリスナーから寄せられると、ヤン教授は「本当に可能だと思う」と断言。「最近ではRMが美術界に新たな話題を生み出した」とし、「（RMが）アメリカ公演が終わったあと、1人でテキサスに行って展示会を観覧していた」とエピソードを伝えた。
RMは2021年12月に米ロサンゼルスでの有観客コンサートを終えたあと、現地の主要な美術館やギャラリーを巡った。実際、自身のインスタグラムには訪問時の様子が投稿されている。
キム・ヨンチョルが「RMは美術に対する本物の愛を見せている」と述べると、ヤン教授は「その通り。RMには本格的に美術の勉強をしてもらいたい。もしかしたら、もうしているかもしれないが」と期待感を示した。
また、ヤン教授は作家イ・ウファン氏の作品にも言及し、「2019年にファンミーティングのため釜山（プサン）を訪れたRMが、釜山市立美術館を訪問したことがある。芳名録に“色々と拝見させていただきありがとうございます。（イ・ウファン）先生、私は『風』が好きです”と書かれていたことで話題となった」と語った。
そして、「関係者に話を聞いたところによると、RMが訪れたあと、観覧客が4倍程度に増えたという」とし、RMの絶大な影響力を伝えた。
自他共に認める美術愛好家のRMは、韓国国内で行われる主要な展示会に、たびたび訪問している。そのため、美術界では「美術展示会は、“RMが訪問したもの”と“そうでないもの”で分かれる」という話が飛び交うほど、莫大な影響力が及んでいるようだ。
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