ペ・ドゥナが明かした韓国SFへの懸念とは?それでも『静かなる海』に出演した理由【インタビュー前篇】 

2022年01月09日 話題

「色んな服を着てきましたが、宇宙服まで着るんだなと思いました(笑)」

【写真】ペ・ドゥナ、黒髪バッサリでクールビューティー姿を披露

Netflixオリジナルシリーズ『静かなる海』はSF作品と謳っているが、人間の微妙な感情を描いたドラマでもある。そしてその中心には、繊細な感情描写で視聴者を惹きつけたペ・ドゥナがいる。

彼女は、「緊張感がこみ上げてきて、次の回を見ないわけにはいかなかったという反応が一番嬉しかった。心理描写に力を入れるため、チェ・ハンヨン監督との制作を選択したが、それを観客も感じたことで作った甲斐があった」と感想を述べた。

(写真ーNetflix)ペ・ドゥナ

『静かなる海』は、資源が枯渇して荒廃した近未来の地球を舞台に、特殊任務を受けて月の廃研究基地に向かった隊員たちの物語だ。本作は公開直後、Netflixテレビシリーズのグローバルランキング7位に位置付けたあと、3位まで上がり注目された。

『Sense8 センス8』『キングダム』『ペルソナ -仮面の下の素顔-』に続いて、Netflix作品への出演が4本目となったペ・ドゥナは、「コンテンツそのものに集中するというのがNetflixの長所だ。“お金は出すが口は出さない”という脚本家の言葉のように、創作の自由を保障している。最近はランキングがプレッシャーになっているが、いい成績を出せて気分がいい」と笑った。

ジャンルを問わず様々な作品に挑んできたペ・ドゥナだが、“韓国SF”に対する懸念や先入観もあったという。

(写真=Netflix)

「“これ、できるのか”と思っていたが、チェ・ハンヨン監督と『静かなる海』だったからこそ気軽に選択できたと思う。これまで『クラウド アトラス』『ジュピター』などの海外作品でSFを撮ってみたが、このジャンルにおいては予算の差がとてつもなく大きいと感じ、韓国SFに否定的だったが、なぜかイ監督ならできそうな気がした」と不安に勝る信頼を口にした。(後編に続く)

◇ペ・ドゥナ プロフィール

1979年10月11日生まれ。韓国・ソウル特別市出身。演劇俳優である母キム・ファヨンの影響を受け、幼少期から女優を夢見る。兄はCM監督のペ・ドゥハン。1998年にモデルデビューすると、翌1999年に日本映画『リング』の韓国リメイク作品『リング・ウイルス』の貞子役として女優デビューを果たす。そして2000年に出演したポン・ジュノ監督の長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』で主演を務めブレイク。日本作品にも出ており、2005年に『リンダ リンダ リンダ』、主演を務めた2009年の『空気人形』では、第33回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を獲得。日本映画への出演が、後の海外進出へのきっかけになったと明かしている。今ではNetflix作品やハリウッド映画など世界を舞台に活躍しているが、韓国映画・ドラマにも継続して出演しており、韓国版『最高の離婚』『秘密の森』といったドラマも好評を博した。

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