毎年5月になると、韓国では全国の大学で学園祭が行われる。
学園祭のハイライトといえるのは、人気アーティストによる公演だ。
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各大学が人気アーティストの招待に手を尽くす中、最近世間を騒がせている「V.Iスキャンダル」の影響によってV.Iの元所属事務所・YGエンターテインメント(以下、YG)所属アーティストへのボイコット運動が勃発しているという。
5月21~23日に行われる漢陽(ハンヤン)大学の招待アーティストのラインナップには、YG所属のボーイズグループWINNERが含まれていた。
その情報が公開されると、校内のコミュニティには「YG歌手の出演取り消しを求める」内容の総学生会(学生委員会)に向けた声明書が掲載された。
声明書では「周知の通りYGはV.Iが所属していた会社だ。一連のバーニングサン事件においてYGは決して無関係ではない。我々の学費が犯罪の温床・YGに渡されることに反対する。ただしグループWINNERに連帯責任を問うわけではない。犯罪の根元とされるYGに責任を問い詰めているのだ」と指摘。
続いて「もっと良い選択肢があるはずだ。我々の学費が少しでもYGの足しにならないよう、一刻も早く正しい決定を下してほしい」と訴えた。
5月14日には、明知(ミョンジ)大学総学生会もYG所属のグループiKONを招き、似たような論争が起きた。
当時校内には「YGを消費する行為は悪質な犯罪行為に対する同調として映されかねない」といった内容の紙新聞が張り出され、総学生会側は「特定の芸能事務所を消費することで間接的な同調の意図はなかった」と謝罪。ただ、iKONの出演取り消しはせず、予定通り公演を行っている。
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