「醜い怪物にしか見えない」ルックスを酷評された韓国女芸人…お笑いに内包された暴力性

2021年12月05日 話題

女芸人キム・ジミンが自分のルックスを侮辱したネットユーザーに意見を出した。

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キム・ジミンは12月3日、インスタグラムに「久しぶりに名前を検索したが…私に似ていると言われた方は、とても気分が悪いように見える」と切り出した。

続いてキム・ジミンは「元気を出してください!私に観相(人相を見ること)が似ているのであれば、悪くない人生でしょう」と、傷ついた心情を遠回しに表現した。

先立って7月25日、とあるネットユーザーがオンライン上で「女芸人のキム・ジミンに似ている言われた。とても気分が悪い」と心境を伝えた。よくキム・ジミンに似ていると言われるという彼女は、「その言葉を聞くと本当に気分が悪い。多くの芸能人のなかでキム・ジミンに似たというのは、本当に気分が悪すぎる」と話した。

そして「キム・ジミンはあまりにも醜く、異常な顔で、正直なところ怪物のようだとしか思えない」とし、「あの人が私に被害を与えたことはないが、似ているという言葉によって、キム・ジミンがより嫌いになった」と打ち明けた。

キム・ジミン

男女を問わず、ルックスに絶対的な基準はない。人によって好みは異なり、個々人の理想が反映されて美に対する“ものさし”が決まるのだ。いわゆる「きれい」「ハンサム」という評価を受ける人々は、個々人の理想が反映された部分が他者に比べて多く重なっているだけだ。

キム・ジミンのルックスに対する前出のネットユーザーの考えは、恣意的で個人的な意見だ。醜いと評価する人がいれば、逆に可愛いと褒める人もいる。したがってキム・ジミンは彼女の言葉に右往左往する必要はない。もちろん、怪物に例えたネットユーザーのレベルには問題があると思われるが。

突然の「顔評価」を受けたキム・ジミンについて、私たちが可愛い、醜いと論じる必要はないだろう。だが、女芸人のルックスを侮辱することに対しては、もう一度考えてみる必要がある。

昔から韓国のバラエティ番組では、女性コメディアンのルックスを利用して笑いをとることが多かった。「醜い」といわれる女芸人を笑いの対象にするギャグコーナーが蔓延してきた。もしかしたらキム・ジミンを嫌うネットユーザーも、そういった番組を見て、いつの間にか偏見を持つようになったのではないだろうか。

外見を利用したギャグは、ややもすると基準がないはずのルックスの序列化につながり得る。笑いを帯びた暴力だ。これは男性コメディアンにも同様に適用される。

バラエティ番組という大衆文化で包装された外見を利用したギャグは、笑いと差別主義の間の間隔が広い。醜さを前面に出して笑わせようとする一部の芸人たちも、もう自分で振り返る必要がある。外見に絶対的な基準はない。

(記事提供=OSEN)

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