12月3日、Netflixオリジナルシリーズ『地獄が呼んでいる』に主演した俳優ユ・アインのオンラインインタビューが行われた。
ユ・アインは劇中、ソウルのど真ん中で起きた不可思議な現象を「神の意図」と主張する新興宗教団体「新真理会」の議長チョン・ジンス役を熱演している。
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自身が演じたチョン・ジンスの役作りについて、ユ・アインは次のように語った。
「与えられるキャラクターの情報がある。(チョン・ジンスは)エセ宗教の教祖、若くして大変なことに耐える、ミステリーな人物という情報を持って監督と話し合いながら具体化した。最も念頭に置いていたのは、僕たちがイメージする教祖ではなく、少しかけ離れた、意外さを感じさせるキャラクターを作ろうとしたこと。実際にエセ宗教の映像やオーディオに触れてみると、僕たちが考えるそういうイメージではなかった。ゆったりと人を引き込んでいた。そういう部分がチョン・ジンスと似てるようだったので、取り入れた」
続いて「特にチョン・ジンス出番に比べて非常にコアな物語のエネルギーや緊張感を作るべき人物だった」というユ・アインは、「だからレベルをどれぐらいに持っていくか悩んだ。他の人物は地に足をつけて空を眺めているようだが、チョン・ジンスは浮かんでいる感じがあるので、そういう違いを出しながら調和させようとした。自分勝手に決めたことを現場でやるわけではないので、少しずつ合わせながら適切に割り込めるトーンを見つけていった」と説明した。
チョン・ジンスが予想外に早く死んだことを惜しむ視聴者も多いが、ユ・アインも同じだった。
彼は「少ない出番で最大のインパクトを与える人物を任されると『来たか』という感じだ。多くの方が残念だと言ってくださってありがたい。僕も何か物足りないので、彼の再登場を望んでいる」とし、「生き返りそうですよね?」と期待感を示した。(続く)
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