韓国では芸能人の熱烈なファンによる抗議や要求がますます強まっている。最近は所属事務所に物申すファンが増えているようだ。
例えば、女優ソン・ヘギョのファンが集うDCインサイドの「ソン・ヘギョギャラリー」は最近、所属事務所に対する抗議の意味を込めた団体行動を予告した。
彼らは、所属事務所に団体抗議電話、FAX抗議、団体書面の伝達、トラックデモなどを準備すると明かした。
なぜソン・ヘギョのファンは所属事務所に抗議しているのだろうか。それは、韓国で放送中のドラマ『今、別れの途中です』（SBS）で復帰したソン・ヘギョに対して、度を超えた悪質コメントがあふれており、それを所属事務所が放置していると見ているからだ。
ソン・ヘギョに対する悪質コメントのなかには、『今、別れの途中です』の低調な視聴率に関するものをはじめ、過去の熱愛説や脱税の前歴に関するものもある。ファンらはそういったコメントに所属事務所が強力に対応することを求めている。
ソン・ヘギョのファンだけではない。女優ソン・ジヒョのファンも11月29日、所属事務所に向けた声明文を発表している。
同じくDCインサイドの「ソン・ジヒョギャラリー」が出した声明文には、「ソン・ジヒョのスタイリングと関連して残念な面が議論される状況が継続しており、これに対してファンはこれ以上、座視できないという結論に到達した」と書かれた。
ファンの主張によれば、ソン・ジヒョの否定的な記事がポータルサイトに多く、オンラインコミュニティではスタイリングが残念な芸能人として、いつもソン・ジヒョの名前が上がっているという。
ファンらは声明文で「スタイリングの問題は単純にファンの満足のためではなく、良い作品にキャスティングされ、俳優の肯定的なイメージ形成に重要であることを認識してほしい」と強調。そして、今のスタイリストから実力があって経験が多いスタイリストへの交代、コンセプトに合わない衣装の着用禁止、流行に合う衣装の着用などを要求した。
またヘア、メイクアップの全般的な修正を求め、「所属事務所の早いフィードバックを要求すると同時に、否定的な反応を無視したり、掲示物を削除したりするなどの消極的なフィードバックは求めない」と伝えた。
悪質コメントへの対応からスタイリストの変更まで。スターを思うファンの熱い要求は届くのだろうか。所属事務所の動向に注目が集まっている。
■K-POPファンの新たな“対話の窓口”は「声明文」。引退要求からボイコット宣言まで
前へ
次へ
