第4世代K-POPアイドルが躍進するなかで、2000年代中後半にK-POP界を賑わせた第2世代グループのうれしいカムバックが続いている。
JYPエンターテインメントで4人組グループとしてデビューした2AMが、なんと7年ぶりにメンバー全員が揃った“完全体”でカムバックする。
アルバムタイトルからもわかるようにバラードを前面に掲げる。11月1日に公開される新ミニアルバム『Ballad 21 F/W』には、ダブルタイトル曲『近くにいて知らなかった』(原題)と『さよならなんて』(原題)をはじめ、計5曲が収録された。
2008年に『This Song』でデビューし、『Never let you go』『You Wouldn't Answer My Calls』などで愛されてきた彼らが久しぶりに復帰し、バラード曲で魅せる。
2AMの久しぶりの完全体カムバックと同じくらい『Ballad 21 F/W』で注目されるのは、HYBEパン・シヒョク議長とJYPエンタのパク・ジニョン(J.Y. Park)のコラボだ。
最初のタイトル曲『近くにいて知らなかった』はパン・シヒョクの曲で、2013年の『One Spring Day』の歌詞を書いて以来、8年ぶりに2AMと呼吸を合わせる。またもうひとつのタイトル曲『さよならなんて』は、2AMのデビュー曲『This Song』を作ったパク・ジニョンが作詞・作曲に参加し、強力な相乗効果を予告した。2AMのさらに深くなった感性と声で、リスナーたちに感動を届けることが期待される。
デビュー10周年を迎えたドンヘとウニョクのユニット「SUPER JUNIOR-D&E」も11月2日、フルアルバム『COUNTDOWN」を発売する。
正式発売前、ドンヘはデジタルシングル『California Love』を、ウニョクはデジタルシングル『be』を発表し、積極的なソロ活動のプロモーションを繰り広げた。タイトル曲『ZERO』は、リズミカルなトロピカルベースとエナジェティックなリズム、キーボードのフラックサウンドが際立つエレクトリックヒップホップジャンルの曲で、ドンヘが作詞・作曲に参加して完成度を高めた。
CNBLUEも11カ月ぶりに発売した9枚目のミニアルバム『WANTED』でカムバックした。タイトル曲『Love Cut』はジョン・ヨンファが作詞・作曲した曲で、19世紀後半の雰囲気を盛り込んだロックジャンルの曲だ。まるで西部映画を連想させる新曲で、コンセプトを一新する試みが目を引く。既存のCNBLUEはモダンでダンディな魅力が強かったため、今回のミニアルバムでは強烈さを加える。アメリカのiTunesチャート上位圏に登場するなど順調だ。
2NE1出身のCLも、デビュー13年ぶりに初のソロフルアルバム『ALPHA』を発売した。2009年に2NE1のリーダーとしてデビューしたCLは、堂々としたカリスマ性あふれる姿で愛された。 2016年のグループ解散後、一人立ちしたCLは、初のフルアルバムで全曲作詞・作曲に参加して強いアイデンティティを盛り込んだ。
今年のK-POP界にはSHINee、2PM、HIGHLIGHTなどの第2世代K-POPアイドルグループの完全体活動と活躍が際立った。
とあるK-POP関係者は「最近BTS、BLACKPINKなどグローバル舞台で活躍中の第3世代グループと、その後に続く第4世代の主導権をめぐる競争が盛り上がっている」とし、「一方で2000年代中後半から活躍し、アジアを中心に本格的に韓流を牽引してきた第2世代グループも兵役後にグループを再整備したり、新しい事務所から新しい出発をしたりして着実な活躍を繰り広げている。引き続き、自分たちだけの音楽カラーをしっかり持って活動を続けている彼らの今後がさらに期待される」と話した。
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