今年5月に行われた韓国の第57回「百想芸術大賞」の人気賞受賞者に注目が集まっている。男女1人ずつが選ばれたのだが、その2人が揃ってスキャンダルで渦中の人物となったからだ。
去る5月13日に行われた百想芸術大賞では、俳優キム・ソンホと女優ソ・イェジがファン投票で与えられる「TikTok人気賞」に輝いた。キム・ソンホは130万票、ソ・イェジは78万票を獲得し、男女部門の1位に選ばれている。
ただソ・イェジは授賞式当時、そしてキム・ソンホは5カ月が過ぎた現在、私生活のスキャンダルで騒動の中心に立った。
まず『サイコだけど大丈夫』で注目を浴びたソ・イェジは、元恋人だった『愛の不時着』俳優キム・ジョンヒョンを“操縦”したとの疑惑を受けた。
キム・ジョンヒョンがドラマ『時間』に出演当時、相手役だった少女時代ソヒョンとのスキンシップを拒み、最終的にドラマを降板したのもソ・イェジの指示だったとの疑惑だ。それについてソ・イェジは事実無根と疑惑を否定したが、その余波で学生時代の暴力疑惑やスタッフへのパワハラ疑惑などが次々と浮上。以降、公式の場に姿を現していない。
そのため百想芸術大賞の授賞式にソ・イェジは参加せず、キム・ソンホが一人で授賞式に参加した。
キム・ソンホはその場で、「本当にありがたい。俳優としての私を見守り、応援してくれることは大きな力になる。良い演技と作品で応えたい」と感想を明かした。
しかしそれから5カ月が過ぎた現在、『海街チャチャチャ』でさらに株を上げたキム・ソンホもスキャンダルで渦中の人物となっている。
去る10月17日、とあるオンラインコミュニティには“俳優K”の元恋人と主張するAさんの暴露文が掲載された。
Aさんの主張によると、Aさんと俳優Kは昨年上半期に恋人関係となり、下半期にAさんが妊娠した。しかし俳優Kは活動中だった作品や広告などを理由にAさんに中絶を提案。その前提条件は、2年後の結婚だったという。Aさんは将来妊娠が不可能になることもあるという病院の引き止めのなかで中絶を進めたが、その後、俳優Kの態度が急変し、一方的に別れを通告されたと主張した。
Aさんの文章の内容から、俳優Kはキム・ソンホではないかとの声が上がった。すると10月20日、キム・ソンホは所属事務所を通じて「私はその方と良い感情で付き合っていた。その過程で、私の不覚と思慮深くない行動でその方に傷を与えた」と疑惑を認め、頭を下げた。
現在、キム・ソンホはレギュラーだったバラエティ番組からの降板が決まり、出演予定だった映画2本からも降板することが決定。今後の俳優活動に赤信号が灯った。
つまるところ、百想芸術大賞の人気賞で大衆に支持されて1位に輝いた2人が、どちらも私生活問題で活動が難しくなったわけだ。
偶然にしても、人気投票1位の2人の俳優活動が困難になるという結末は非常に珍しい。オンライン上では「なぜこんなことに…」「2人とも恋人を“操縦”していたようなところも似ている」「狙ってもこんなことは起きない」と、驚きを隠せない反応が出ている。
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