韓国でテレビ界から若者まで注目する“憧れの夫婦”は、脚本家&映画監督のカップル…一体なぜ?

2021年10月17日 話題

キム・ウニ作家とチャン・ハンジュン監督が新しい“憧れの夫婦”として脚光を浴びている。

スター脚本家のキム・ウニとバラエティ番組まで魅了した映画監督チャン・ハンジュンは、韓国の放送映画界を代表する夫婦だ。2人は本業だけでなく、バラエティや広告などでも頭角を現しながら存在感を示している。

【注目】女優チョン・ジヒョン「さすがキム・ウニ作家だと思った」

キム・ウニ作家はSBSのドラマ『サイン』を通じてスター脚本家へと成長した。以降、『ファントム』(SBS)、『シグナル』(tvN)、『キングダム』(Netflix)などのジャンルものの新時代を切り開き、韓国ドラマ界をリードしている。特に『キングダム』はNetflixを通じて公開され、韓国国内だけでなく世界的にも“K-ゾンビ”ブームを呼び起こした。

また来る10月23日に初放送を控えたtvNの新ドラマ『智異山』(原題)で、久しぶりにテレビドラマの視聴者と再会することになった。ベールに包まれていた『智異山』は、ハイライト映像が公開されると、大きく期待感が高まった。智異山を取り巻いて展開されるミステリーと、レンジャーたちの話を盛り込んだ。女優チョン・ジヒョン、俳優チュ・ジフンなどトップスターが出演する。

(写真提供=tvN)『智異山』制作発表会に参加したキム・ウニ作家(左3)

バラエティ番組にも出演する夫

チャン・ハンジュン監督は、2002年に最初の映画『ライターをつけろ』で映画界に足を踏み入れ、『吹けよ春風』『記憶の夜』などを披露した。

興味深いのは、演出作だけでなく、『もう我慢できない』『ワンダフル・ラジオ』『スーパースター』『もっと猟奇的な彼女』『チャ・インピョはどこへ消えたのか?』などに特別出演し、俳優としても活躍したという点だ。

チャン・ハンジュン監督のウィットに富んだ愉快さをいち早く察したバラエティ業界からは、ラブコールが続いた。10年余り前、KBS2『夜行性』(原題)で夜通しバラエティに挑戦し、KBSクールFM『ミスターラジオ』も長期間進行し、DJとして活動した。『尾に尾を結ぶ話』『アルスルボムジャプ』などにも出演して、司会者、あるいはパネラーとしても活躍した。

さらには、単発的に出演した『You Quiz on the Block』『遊ぶなら何する?』でも冷めない話術を発揮した。DALLAスタジオの新しいバラエティ番組『見積もり王』(原題)のMCにも抜擢され、バラエティでのポテンシャルを期待させる。去る10月13日には第26回釜山(プサン)国際映画祭「映画作りとドラマ作り」のオープントークにも参加し、本業に対する愛情も表わした。

(写真提供=BOOK U LOVE)チャン・ハンジュン監督(左)とキム・ウニ作家

上記のように2人はそれぞれの領域で認められた存在で、互いに良い相乗効果を発揮しているカップルだ。

チャン・ハンジュン監督は芸能界で“韓国で最も良い結婚をした夫”とも揶揄され、キム・ウニ作家のおかげで活躍しているとの視線も存在したが、チャン・ハンジュン監督はそれさえも正面突破した。多数のバラエティ番組やインタビューを通じて、むしろキム・ウニ作家の内助の功を賞賛し、温かさを伝えた。

キム・ウニ作家も今の自分があるのは、夫であり、先輩でもあるチャン・ハンジュン監督のおかげだと数回にわたって言及した。実際にキム・ウニ作家を知らしめた『サイン』の後方にも、チャン・ハンジュン監督が存在した。キム・ウニ作家の夢を熱烈に支持して応援した立役者が、チャン・ハンジュン監督なのだ。

そんな2人の事情が知られると、過去に2人が出演したコンテンツがYouTubeの人気動画になるなど、若い世代からも大きな支持を受けている。お互いに対してぶっきらぼうそうに見えて、本気がにじみ出る発言はますます広く知られている。

とある放送関係者は、「チャン・ハンジュン監督とキム・ウニ作家は一人ひとりが好感のある人物で、2人が夫婦で出すシナジー効果はさらに大きい。それぞれの分野で認められた人材であるため、2人が聞かせるストーリーテリングもしっかりしている。テレビ番組は出演者のイメージも重要なので、バラエティでもゲストにしたい夫婦だ」と伝えた。

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