「海外ファンの嘆願書たくさん」麻薬容疑の元K-POPアイドルが囚人服で控訴審に出席…減刑なるか

2021年10月07日 話題

常習的な大麻吸引の容疑を受けるBTOB出身チョン・イルフンが、控訴審の2次公判に出席した。

【全文】麻薬容疑で脱退したメンバーを擁護?BTOBへの疑惑

10月7日、ソウル高等裁判所では第13刑事部の審理で、麻薬類管理に関する法律違反(大麻)の容疑で逮捕されたチョン・イルフンの2次公判が行われた。この日、チョン・イルフンは囚人服を着て被告席に座った。

この日の裁判では、いくつかの公訴事実が変更された。法律代理人の主張によると、実際の購入や吸引の回数に異なる部分があり、追徴金についても法理的な誤認があって控訴したという。

検事は、被告人と弁護人の意見を受け入れ、チョン・イルフンを含めた被告人たちが詐欺に遭ったり、未遂後に追加料金を支払ったりした部分を、控訴状から削除した。それに応じて公訴事実も変更した。

1審で懲役2年の実刑を宣告されたチョン・イルフンが、控訴審を通じて減刑となるのかに注目が集まっている。

チョン・イルフン

チョン・イルフン側はこれまで公訴事実をすべて認め、反省する態度を見せた。特にチョン・イルフンは6月28日、上告裁判所に事件が移り、裁判所が割り当てられた後の7月から10月までに計58件もの反省文を提出した。去る9月2日の1次公判後に提出した反省文だけで、20件に上る。

この日、弁護人側は「チョン・イルフン被告人に対する海外ファンの嘆願書がたくさん来た」と、嘆願書と一緒に論争要旨が含まれた意見書を提出した。

チョン・イルフンは2016年7月5日頃から2019年1月9日まで、7人と共謀して161回にわたり、氏名不詳者に大麻代金1億3300万ウォン(約1330万円)相当を送金し、大麻と液状大麻を購入、吸引した疑いで起訴された。

以降、チョン・イルフンは社会服務要員として兵役中だった2020年7月、麻薬類管理に関する法律違反などの容疑で検察に送致され、調査を経て、3月に裁判へと引き渡された。そして今年6月10日の1審で、懲役2年、追徴金1億3300万ウォンを言い渡された。実刑宣告で法廷拘束されたチョン・イルフンは、4日後に控訴状を提出した。

なおチョン・イルフンは、2012年にBTOBのメンバーとしてデビューし、『Beep Beep』『I'll be your man』『Remember that』『Missing You』などのヒット曲を発表して愛された。しかし大麻吸引の事実が発覚すると、グループを脱退。また、警察の捜査が進行中だった昨年5月に兵役を開始したことで、警察捜査からの“逃避疑惑”を起こしたりもした。

チョン・イルフンの結審公判は、来る11月4日午後、同じ場所で行われる。

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