韓国で大ヒット中の映画『モガディシュ』が、第94回アカデミー賞の国際長編映画部門に韓国代表作として出品される。
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リュ・スンワン監督が手がけた同作は、ソマリアの首都・モガディシュで起きた1991年の内戦によって孤立した人々の、生死をかけた脱出を描いた作品。俳優キム・ユンソク、チョ・インソン、ク・ギョファンらが出演した。
韓国の2021年アカデミー賞出品作選定審査委員側は、『モガディシュ』をアカデミー賞の韓国出品作として選んだ理由を次のように明かしている。
「南北の葛藤と団結が織り成すドラマが絶妙な調和を成している点、国内だけでなく海外でも好評を得ている点を選定の根拠にした。『パラサイト 半地下の家族』から始まった韓国映画への関心が、『モガディシュ』まで続き、世界中に韓国映画の底力を再び思い起こさせると期待する」
今年7月に韓国で劇場公開された『モガディシュ』は現在、観客350万人を突破した。
最近では、南(韓国)北(北朝鮮)同時国連加盟30周年や、タリバンの政権獲得などアフガニスタン情勢の事態とあいまって、海外でも関心を集めた。そして世界75カ国に販売される成果を出しており、興行だけでなく国際情勢まで兼ね備えた映画として注目されている。
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