オーディション番組『PRODUCE』シリーズで不正な“順位操作”の課題を抱えた韓国Mnetが、日中韓のガールズグループオーディション「Girls Planet （ガールズプラネット）999」の開始を知らせた。
8月5日、オーディション番組『Girls Planet 999：少女祭典』の制作発表会がオンライン生中継された。制作発表会にはユン・シンヘCP、キム・シニョンPD、俳優ヨ・ジング、Wonder Girls出身のソンミ、少女時代ティファニーらが参加した。
『Girls Planet 999』は、韓国、中国、日本からそれぞれ33人の参加者を集め、最終的に9人の勝者を決めるオーディション番組だ。
“オーディション番組の名家”とされるMnetだが、『PRODUCE』シリーズで担当プロデューサー2人が不正に投票を操作し、実刑宣告を受け不名誉も抱くた。
【注目】『PRODUCE』の“投票操作”事件、12人中11人に補償金支給も残る1人とは難航中か
それから初のオーディション番組である『Girls Planet 999』が、真正性のあるオーディションに生まれ変わるかに特別な関心が集まっている。
ユン・シンヘCPは、「私たちの投票は、100％グローバル投票でデビューメンバーが決まる。韓国50％、グローバル50％で合算させる」とし、「この投票はMnetとは別に、UNIVERSEで行われる。最終的なデータだけが、私たち制作陣に伝えられる。データが変形されず、正確に放送に反映されるかは、昨年から進行した外部オブザーバー制度を通じて検閲している。これまで以上に透明で公正な対決のために努力している」と、公正なオーディション番組であることを強調した。
また、参加者の肉体的・精神的な健康を守るために努力したとも伝えた。キム・シニョンPDは、「番組を企画ながら一番気を使った部分が、参加者の肉体的・精神的な健康だ。参加者が快適な生活を送ることができるように、最少人員が生活できる施設を備えた。2つ目は食事だ。最大限に栄養価の高い食品を食べることができるよう配食する」と述べた。この言葉を聞いたソンミは「あまりにもうらやましい」とし、「Mnet、愛している」と感心した。
また、偏った編集や編集分量についてもキムPDは、「放送は時間が決まっており、編集しなければならない。特定の参加者に分量を割いたりすることはない。私たちは番組のメッセージに従って、編集と構成を定める。日中韓の少女たちが成長し、結果的に自分の夢を叶えるというストーリーに合致することに対して、編集分量を分ける。可能な限り、複数の参加者の姿を見せることができるように努力している。個別PR、“推しカメラ”などのデジタル映像も制作している。視聴者が99人の少女たちの個々の魅力を見ることができるようにする」と強調した。
『Girls Planet 999』で初のMCを引き受けることになったヨ・ジングは、とても緊張して撮影初日、服が汗で濡れたというエピソードを打ち明けて笑いを誘った。彼が「最初の撮影、申告式をまともに行った。とても震えて前日に台本をたくさん見て参加したが、本当に緊張した」と言うと、ティファニーは「（ヨ・ジングが）現場でお願いしたことを断ることなく見せてくれた。第1話は“ジング大伝”だった。ジングの魅力発揮を期待してくれていい」と笑った。これに対してヨ・ジングは、「撮影が終わったら着ていた服が全部濡れていた。緊張して、冷や汗をたくさん流した」と付け加えた。
K-POPマスターとして登場するソンミとティファニーは、デビューのために奮闘する99人の少女のためのアドバイスを惜しまなかった。ティファニーは「ミスと失敗を区別してほしい。ミスは誰でもする可能性があるが、失敗はあきらめるときにするものだ。私もミスを恐れるが、人として、アーティストとして、女性として、ミスを恐れなければいいと思う」と伝えた。
ソンミも「結局はうぬぼれない心が重要だ。それでこそ自分自身を振り返ることができ、振り返ることで自分を素敵な人に成長させることができる」とし、「今すぐ成功するためには、こんな心は重要ではないかもしれないが、私たちは長い間、人々を幸せにすることを仕事にするのだから、（そんな心を持って）少女たちが成長してほしい」と話した。
最後にユン・シンヘCPは、「脱政治的なグローバル文化イベントだ。オリンピックでも政治、人種的な発言が禁止されている。『Girls Planet 999』もK-POPに関する話だけをしている。すべての参加者も、お互いを尊重している。K-POP、韓国文化に対する情熱を見せてくれた参加者を選定した。99人全員がグループに関係なく、良いアティテュードを示す参加者たちに拍手を送っている」と締めくくった。
韓国Mnetの新オーディション番組『Girls Planet 999』は、8月6日20時20分から放送される。日本ではABEMA TVで独占配信される。
前へ
次へ
