女優ク・ヘソンが「フェミニスト」に関する自身の考えを明らかにした。
ク・ヘソンは7月29日、自身のインスタグラムを更新。フェミニストについて言及した。
先立つ7月28日、東京五輪で金メダルを獲得した女子アーチェリー韓国代表のアン・サン選手に対し、一部のネットユーザーが「ショートカットである理由は?フェミニストじゃないか」などという悪質コメントを掲載し騒動が起きたことが事の発端だ。
これを受け、ク・ヘソンは同日、自身のインスタグラムを通じて「ショートカットは自由」という書き込みとともに過去のショートカット姿の写真を公開し話題になった。
以下、ク・ヘソンによる公式立場文。
◇
私は男性と女性から生まれた女性です。また、男性を愛する女性でもあります。
現在の社会に置かれているそれぞれの立場と主観的な解釈で、フェミニストを嫌悪的な表現で歪曲し孤立させる雰囲気を感じながら私も女性であるため、これを見逃すことはできませんでした。
フェミニストは、社会が女性に与える慣習的自我を拒否し、1人の人間として独立的自我を実現するために動く人々のことです。
昔の社会が強制してきた地位と役割を変えるために動く人々で、それによって機会と資格を得るために動く人々です。これは男性と女性を二分するためのものではなく、ただ女性として生まれ、人として生きるために動くものであり、女性として生まれ、1人の人間としての権利を行使するために再び動くものです。フェミニストの意味が歪曲されないことを願う気持ちで文章を残しました。
私たちはみんな自由です。
◇ク・ヘソン プロフィール
1984年11月9日生まれ。2002年のCM出演を機に芸能界デビュー。その後本格的に女優としての活動をはじめ、数々の作品を通じて愛くるしい魅力を披露した。特に、2009年に放送された『花より男子~Boys Over Flowers』(KBS)は日本でも大きな反響を呼んだ。その一方で、映画監督や画家、シンガーソングライターとしても活動。才能の尽きない女優として多方面に活躍している。書籍の執筆も手掛けており、2019年には韓国で自身の恋愛経験を基にした『涙はハートの形』(原題)を出版した。
前へ
次へ