韓国では別名「バーニングサン・ゲート」と呼ばれる一連の疑惑と事件の当事者は多いが、その中でもFTISLANDの元メンバーであるチェ・ジョンフンは、大衆の怒りを最もたくさん買った。
まるで童話『オオカミ少年』の中に登場する“羊飼いの少年”のように嘘の釈明で一貫し、自ら築き上げてきた名声を壊してしまうどころか、FTISLANDはもちろん韓国芸能界、さらには所属事務所から放出された。
(参考記事:元FTISLANDチェ・ジョンフン、自分の“警察出頭”写真に「いいね!」押して炎上)
最初はV.Iとチョン・ジュニョンの疑惑が大きかったが、次第にチェ・ジョンフンの疑惑も浮き彫りになった。
チェ・ジョンフンは不法撮影映像の流布容疑で立件。3月16日に被疑者として取り調べを受けた。この過程で、チェ・ジョンフンは元所属事務所のFNCエンターテインメントを通じて、数回に及ぶ嘘の釈明で議論を増幅させた。
また、V.Iトークルーム内では過去にチェ・ジョンフンが飲酒運転をしたが、報道されることを憂慮して誰かがもみ消したという内容の対話が交わされた。
実際にチェ・ジョンフンは2016年2月に梨泰院(イテウォン)で警察の飲酒取り締まりにかかり、250万ウォン(約25万円)の罰金と100日間の免許停止処分を受けた。最近、ソウル地方警察庁によれば、チェ・ジョンフンは飲酒運転の取り締まり摘発当時、現場の警察官に賄賂を渡そうとした疑いで立件された。
3月14日、FNCはチェ・ジョンフンのFTISLAND脱退と芸能界引退を明らかにした。 チェ・ジョンフンも「一生反省しながら生きる」と謝罪した。
一連の過程でFNCの信頼度は地に落ちた。
それどころかその後も、チェ・ジョンフンに対する疑惑は大きくなり、被疑者の取り調べ前後に、彼が明らかにした言葉や主張が嘘であることが明らかになった。
結局、3月21日にFNCは「当事者の主張に沿って進行状況を伝えてきたが、チェ・ジョンフンが再三にわたって立場を変え、もはや信頼関係を維持することができないと判断した」として、所属会社からの放出を決めた。
FNCとチェ・ジョンフンはこれに先立って、数日前に契約解除を行ったという。
2007年にFTISLANDのメンバーとしてデビューしたチェ・ジョンフンは、チームリーダーを務め、ギターとキーボードを演奏した。 この12年間、韓国を代表するアイドルバンドとして国内外から大きな愛を受けてきたチェ・ジョンフンは、華やかなスポットライトとは対照的な姿をさらけ出し、墜落してしまった。
前へ
次へ