性接待斡旋や海外ギャンブルなどの容疑で警察に出頭したV.Iが、自身の立場を明らかにした。
V.I(本名イ・スンヒョン)は3月19日、韓国メディア『時事ジャーナル』の電話取材に応じて自身の立場を明かした。
「今起きている事件のすべては、カカオトークのチャットルームから始まったではないか。“警察総長”と書いたのもそうだが、私たちは何も知らずに馬鹿同士、友人同士でふざけて大げさに話していただけだ。そういった内容から脱税や警察との癒着という世論が作られた」
V.Iは「捜査機関でさえ、カカオトークの内容がすべて事実で証拠になると思っている」と続け、自身に向けられた冷ややかな視線に対する口惜しさを吐露した。
「私が有名で芸能人というだけで“やった、やってない”と冷ややかに判断されることが恐ろしい。国民のみなさんに申し訳ないが、悔しい思いを訴えたり反論できないような位置に立たされているではないか」
また、「性売買斡旋と海外不法賭博の事実はなかった」と伝え、容疑を否定している。
同メディアは3月14日、V.Iが事業パートナーと推測される“ある代表”と交わしたカカオトークの内容を公開し、V.Iの海外不法賭博疑惑を提起した。
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トーク内容によると、V.Iは「ラスベガスのカジノで2億ウォン(約2000万円)を儲けた」というメッセージと札束の写真を送っている。
さらに「ラスベガスによく行く。カジノで儲けた金は“セーブバンク”に預けておく」と続け、ギャンブルで得た金の使い道などを詳しく説明した。
セーブバンクとは、現地のカジノが運営する一種の取引所だ。海外で賭博を行った者が賭博資金を運用できる仕組みで、自国で金を受け取るためにはブローカーを通じて一定の手数料を差し引いた金額を渡される。これは韓国の外国為替法に違反するという。
V.Iは海外賭博に対しても、容疑を全面的に否定している。
「私が金を儲けたと話したり札束の写真を送ったのは、すべて虚勢を張るための嘘だった。自慢をしたくてありもしない事実を話しただけだ。(代表は)私がギャンブルに行ったのを直接見たわけでも、その場に同席していたわけでもない。ホテルに確認すればいい」
韓国メディアを通じてV.Iの“言い分”が世間に知れ渡った中、一大スキャンダルの今後の行方には注目が集まるばかりだ。
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