日本では発売されていないBTS(防弾少年団)とマクドナルドがコラボした“BTSセット”が、あまりに人気で混乱を起こしているという。
インドネシアでは販売初日、あまりに顧客が多く訪れ、一部の店舗が営業を中断したというのだから驚く。
AFP通信などによると、インドネシアで販売が始まったBTSセットによってマクドナルドの12店舗が営業を中断する事態に追い込まれた。多くの顧客や配達員が訪れたことで、新型コロナ感染拡大の不安が高まったからと報じられている。とんでもない騒ぎだ。
そもそもBTSセットは、BTSが好きだというマックナゲット10ピース、ポテトMサイズ、飲み物と、韓国マクドナルドの調理法で開発されたスイートチリ味とケイジャン味のソースが含まれた商品のこと。
韓国やアメリカ、カナダ、オーストラリア、ブラジルなど50カ国で販売されており、マクドナルドが店舗を持つ102カ国の半分にあたる国で提供されている。
韓国では去る5月27日に発売され、6月3日までの1週間でマックナゲットの一日平均販売量が283%も急増したという。
海外でも反響が大きく、ネット上では、中身を食べたBTSセットの包装や容器が売買されているほど。BTSセットの定価は5900ウォン(約590円)だが、容器だけで40ドル(約4400円)で販売されているというのだから熱狂ぶりがうかがえる。
イギリスBBCは、このBTSセットの人気ぶりについて「世界で最も人気のあるボーイズグループと、世界で最も大きいハンバーガーチェーンが手を組み、とんでもない混乱が起きている」と伝えた。
続いて「少し過剰反応に見えるかもしれない。しかしそれは7人組ボーイズグループによるK-POPブームを過小評価している」「彼らのファンは世界中に何百万人もおり、非常に忠実」と報じた。
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