『ヴィンチェンツォ』制作のスタジオドラゴンがApple TV+らと協業、米ドラマシリーズ制作へ

2021年06月01日 話題

人気韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』や『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』の制作会社として知られるスタジオドラゴンが、Apple TV+やアメリカの制作会社スカイダンス・メディアと手を組み、米ドラマシリーズの制作に乗り出す。

スタジオドラゴンは6月1日、Apple TV+、スカイダンス・メディアとともに、ファンタジーミステリードラマ『The Big Door Prize』(原題)の共同企画制作契約を締結すると発表した。

既存コンテンツの販売やリメイクの権利売買を超え、韓国スタジオ初となる世界を対象に、米ドラマシリーズの制作に乗り出した。

『The Big Door Prize』はファンタジーとミステリーがミックスされた全10部作のヒューマンドラマで、M.O Walshの同名小説を原作となる。『シッツ・クリーク』でエミー賞コメディ部門及びゴールデングローブを受賞した、脚本家兼プロデューサーのデヴィッド・ウェストリードが脚本を担当した。世界的に実力を認められた才能ある脚本家との協業で、期待感はさらに高まっている。

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(画像提供=スタジオドラゴン)最近のスタジオドラゴン制作ドラマ
『哲仁王后』『女神降臨』『ヴィンチェンツォ』『ナビレラ』(左から)

Netflixに続いてApple TV+と協業

今回の契約を通じてスタジオドラゴンは、Netflixに続いてストリーミングサービスとして急成長中のApple TV+と協業することで、グローバルスタジオとしての影響力を拡大する土台を作った。特に『The Big Door Prize』はシーズン制が可能なストーリーで、長編として続く場合には売上および利益規模も拡大することが期待される。

スタジオドラゴンは2020年初頭、アメリカの大手制作会社スカイダンス・メディアと「グローバルコンテンツ共同制作および投資のための戦略的パートナーシップ」を締結して以来、両社が保有する原作IPを活発に交換し、多数の共同企画開発プロジェクトを推進してきた。

『The Big Door Prize』以外にも『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』をはじめとするスタジオドラゴン作品のリメイクが企画開発中であり、スカイダンス・メディア作品のリメイクも検討中だという。

スタジオドラゴンのカン・チョルグ代表は、「2016年に韓国初のドラマスタジオモデルを導入して以来、スタジオドラゴンはグローバルメディア市場で競争力を備えるための挑戦を続けてきており、特に業界をリードするアメリカ市場への直接進出のためにあらゆる努力を傾けてきた。『The Big Door Prize』でグローバル制作プロセスを体系化することで世界的なスタジオへと成長し、有能な韓国のクリエイターたちが世界の舞台で活躍できるよう呼び水の役割を果たしていきたい」と抱負を伝えた。

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