“韓国版ゲス不倫”ホン・サンス&キム・ミニによる最新映画が公開間近。国際映画祭で3冠を達成した話題作

2019年03月12日 映画 #韓国映画

韓国では“嫌われ者”の映画監督ホン・サンスと、彼の“ミューズ”女優キム・ミニによる映画『川沿いのホテル』(原題)がいよいよ公開される。

(関連記事:“韓国版ゲス不倫”ホン・サンス&キム・ミニ、韓国と海外の温度差ますます広がる「非難vs歓迎」

『川沿いのホテル』はホン・サンス監督の23作目となる長編映画で、「第71回ロカルノ国際映画祭」で俳優キ・ジュボンが主演男優賞を受賞しただけでなく、「第56回ヒホン国際映画祭」で最優秀作品賞、最優秀脚本賞、主演男優賞の3部門を制している。

最近、来る3月27日に韓国のスクリーンを訪れる『川辺のホテル』の予告ポスターが公開された。2種類のデザインで構成されたモノクロのポスターからは、冬の趣がひしひしと感じられる。

メインポスターには、2人の主演女優キム・ミニとソン・ソンヒが冬の山を眺める後ろ姿が写る。その傍らには雪の中で育ったような一本の木がぽつりと佇み、広大な山との対比を描いているようだ。山の真ん中に位置するタイトルと、雪の積もった川辺の風景がモノクロトーンによって境界線を曖昧にし、神秘的な雰囲気を作り出している。

また、サブポスターには俳優キ・ジュボンの姿が写されている。

キ・ジュボンは、宿泊料なしに川辺のホテルで生活する詩人を演じる。これまで挑戦したことのないキャラクターは、彼の新たな魅力を引き出した。

遠くを見つめるキ・ジュボンの姿と異国のような川辺の風景が印象的なサブポスターは、見る者を惹きつけている。

韓国では“お騒がせ不倫カップル”として知られるホン・サンスとキム・ミニ。監督と主演女優という関係でありながら不倫に至った2人に対する世間からの目は依然として冷ややかだが、海外の各映画祭からは招待が尽きないほどの人気ぶりだ。

海外との温度差が広がる中で公開を控えた『川辺のホテル』が韓国ではどのように評価されるのか、今後の反響が気になるところだ。

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