ソン・ジュンギ主演の新ドラマ『ヴィンチェンツォ』、監督と脚本家が語る見どころとは

2021年02月09日 テレビ #韓国ドラマ

tvN新ドラマ『ヴィンチェンツォ』(原題)が“快感バスター”(快感+ブロックバスター)の誕生を予告した。

【写真】『ヴィンチェンツォ』キャラビジュアル公開

2月20日に初回放送されるtvNの新ドラマ『ヴィンチェンツォ』は、組織の裏切りで韓国に来ることとなったイタリアのマフィア弁護士が、ベテランの悪徳弁護士とともに悪党の方法で悪役を一掃する話を描く。法律では絶対に懲罰することができない悪党に対抗するダークヒーローの物語だ。

ドラマ『王になった男』『カネの花~愛を閉ざした男~』などで感覚的な演出を披露したキム・ヒウォン監督と、『熱血司祭』『キム課長』『グッドドクター』『神のクイズ』などで知られる脚本家パク・ジェボムが手を組むということで、ドラマファンの注目を集めている。

そんな中、パク・ジェボム脚本家とキム・ヒウォン監督から直接『ヴィンチェンツォ』に関する話を聞いた。

『ヴィンチェンツォ』は、イタリアから来たマフィア弁護士ヴィンチェンツォ(演者ソン・ジュンギ)がダークヒーローに変貌する過程を描く。「悪は悪で処断する」という名目のもと、敵よりも強い悪で立ち向かうソン・ジュンギの活躍が視聴者にひと味違う楽しみを伝える見込みだ。

キム・ヒウォン監督は「パク・ジェボム脚本家特有の鋭い社会的メッセージが愉快なコメディーとアクションに溶け込んでいる作品」と切り出し、「贖罪や懺悔が無意味な悪人たちを成敗するヒーローの活躍が盛り込まれている」と伝えた。

パク・ジェボム脚本家は「ヴィンチェンツォはルールを守るステレオタイプの主人公ではなく、完全なヴィラン(悪党)。そんな彼が不本意ながら正義を具現化する独特な過程と結末がこの作品最大の魅力」と話し、好奇心を刺激した。

さらに、「ヴィンチェンツォというハードボイルドな主人公とコミカル要素のバランスとプロットの進行をもっとも重点的に考慮した。さまざまな面白さを提供することが目標」と付け加えた。

キム・ヒウォン監督は「演出の一言も逃さず採用してくださるパク・ジェボム脚本家のおかげで愉快で創造的なストーリーに仕上がった」と語っている。

(写真=tvN)

『ヴィンチェンツォ』の世界観をしっかり完成させた俳優たちに対する信頼も絶対的だ。キム・ヒウォン監督は「このキャストでまた仕事をしたいと思うほど、現場の雰囲気がとても良い」と明らかにした。

パク・ジェボム脚本家は「ソン・ジュンギは自分が追い求めるコメディーのポイントを正確に理解し、何食わぬ顔でキャラクターを消化している。ハードボイルド演技は見る者を楽しませてくれる。チョン・ヨビンは私が映画『罪深い少女』の大ファンだったので是非会ってみたかった。ドラマを通じて“この人は生まれつき女優だ”という考えに至った。オク・テギョン氏もすぐにキャスティングした」と伝えた。

最後にキム・ヒウォン監督は「愉快でダイナミックな脚本に素晴らしい俳優と最高のスタッフが集まった作品。大変な時期を送っている視聴者の皆さんに少しでも笑いながら1日を締めくくることができるよう努力した」と、温かい挨拶をした。

パク・ジェボム脚本家は「ヴィンチェンツォというダークヒーローが本当の悪党を成敗する過程、そしてこれをによる爽快感がヴィンチェンツォの見どころだ。残酷な状況の中に含まれたコメディーも重要なポイント」とし、「制作陣が視聴者を楽しませるために一生懸命作ったので関心を持って見守ってほしい」と伝えた。

新ドラマ『ヴィンチェンツォ』は、韓国tvNにて2月20日21時から放送される。

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