女優ハ・ジウォンが4年ぶりにスクリーン復帰、「亡き父を思い出した」ワケ

2020年10月07日 映画

韓国で9月29日に劇場公開された映画『担保』(原題、カン・テギュ監督)は、ヤミ金業者のドゥソク(演者ソン・ドンイル)と彼の後輩ジョンベ(演者キム・ヒウォン)が集金に行ったはずが、うっかり9歳の女の子スンイ(演者パク・ソイ)を担保にしてしまい、彼女と生活していく物語を描いた作品だ。

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ソン・ドンイル、キム・ヒウォンの掛け合いは笑いを生み出し、子役パク・ソイの演技は可愛いらしさを、ハ・ジウォンの涙の演技は観る者の心を揺さぶり感動を引き起こした。

作中でハ・ジウォンは、宝物にように育てられ、大人になったスンイを演じている。“担保”として子供のスンイを引き受けることになった2人のおじさんを演じたソン・ドンイル、キム・ヒウォンと息を合わせ、観る者の感情を揺さぶる重要な役割だ。序盤では子役のパク・ソイによる明るく元気な姿が笑いを誘い、ハ・ジウォン演じる大人スンイは大学生から中国語の通訳者へと成長していく、中盤から後半を担当している。

(写真提供=CJエンターテインメント)ハ・ジウォン

2人で1人の人間の成長を描いているため、子役の感情を引き継いで演じることは容易ではなく、大人スンイのシーンは涙の場面が多く、泣きの演技に定評があるハ・ジウォンにとっても一筋縄ではいかなかったようだ。

彼女は「撮影初日から感情の振れ幅が大きい演技をしなければならず難しかったが、監督がそのシーンの雰囲気に合った音楽を勧めてくれたので、それを聴きながら感情を寄せました」とし、「ソ・ドンイルさん、キム・ヒウォンさん、キム・ユジンさん、ナ・ムニさんといった先輩方と演技するとき、あらかじめ難しいと感じていたシーンでも先輩方と目を合わせて演じることで、自然と心を通わせることができた」と、撮影時の思い出を語った。

ハ・ジウォンにとっての“家族”、そして“父”

『担保』は血の繋がりはないが、お互いの心を通わせることで本当の家族へと成長する様子を描く感動作となっている。

何よりも『担保』はハ・ジウォンにとって特別な作品だ。2016年に父を亡くしたハ・ジウォンは、今回の作品を通して亡き父を思い浮かべたという。だからだろうか、今作のシナリオを読んで涙を流したというハ・ジウォンは、その後の制作発表会でも目頭を熱くさせるなど、観客の涙を誘う演技が印象的だった。

ハ・ジウォンは「娘にとって父親という存在は特別ではないだろうか。私も“お父さん”とできる限り長く呼んでいたかった。シナリオを読み、撮影が進む中で父についてよく考えるようになり、懐かしかった」と語った。

また「この作品はもともと他人だった人たちが家族になっていくという愛の話だ。最近ではそれぞれ離れて暮らす家族や、関係が希薄になっている家族も多いという。そんな方々にオススメしたい映画だ。私がそうだったように、温もりが必要なとしている方が見ると、ヒーリング効果が得られるかもしれない」とし、『担保』の見どころについて語った。

尽きない演技への渇望

ハ・ジウォンは今作で、『パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛』以来となる4年ぶりにスクリーンに舞い戻ることとなった。彼女をスクリーンへと呼び戻したのは『セックス・イズ・ゼロ』『1番街の奇跡』『TSUNAMI -ツナミ-』などで共にしたユン・ジェギュン監督だった。

『担保』制作陣の一人でもあるユン監督について彼女は、「ユン監督からは“ジウォン、私はあなたが泣くと悲しい”と言われ、大人スンイを通じてメッセージを観客たちに伝えてほしいと言われた」とし、「カン・デギュ監督も、この物語の中心人物であるスンイを通じて、観客が作品に没入できるようにしてくれればと提案してくれた」と伝えた。

ハ・ジウォンは次回作でリュ・スンリョンと共に、家族ノワール『雨光』(原題、イ・ジウォン監督)に出演予定だ。

気がつくとデビューから20年を越えた中堅俳優になったハ・ジウォンは、まだまだ作品への渇望があるとし、「長く役者をしていても満ち足りない。よりたくさんの人を演じてみたい。長くエネルギッシュに演技を続けていきたい」と語った。

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