韓国tvNドラマ『悪の花』(原題)が有終の美を飾った。
9月23日に放送された最終回の視聴率は、首都圏基準平均6.6%・最高7.3%、全国基準平均5.7%・最高6.2%(ニールセンコリア調べ)で自己最高記録を更新した。
tvNのターゲット層である20歳~49歳の視聴率は首都圏平均3.4%・最高3.9%、全国平均3.3%・最高3.7%を記録し、地上波を含む全チャンネルで同時間帯1位を占めた。
最終回では、自分を失ったまま生きてきたド・ヒョンス(演者イ・ジュンギ)が、改めてチャ・ジウォン(演者ムン・チェウォン)への愛に気づき、新たなスタート地点に立つ様子が描かれた。
笑い声が戻ってきたマイホームで幸せの涙を流すド・ヒョンスとチャ・ジウォン、娘のペク・ウナが、お互いを抱きしめるエンディングシーンは深い余韻を残している。
全話を通して一瞬たりとも目を逸らすことができない展開のなか、各登場人物の密度の高い感情を絡ませながら“サスペンス・ロマンス”の新たな地平を開いたと評価された。
これは脚本家ユ・ジョンヒが誕生させた予測不可能なストーリーと、キム・チョルギュ監督のユニークな感覚、サスペンスとロマンスを自由自在に操る演出のセンスが見事に組み合わさった結果だった。
そして各人物を生き生きと表現したイ・ジュンギ、ムン・チェウォン、チャン・ヒジン、ソ・ヒョヌら俳優陣の熱演も、「ロス」が広がる原因となっている。
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