BTS(防弾少年団)の「不良グッズ問題」に募る不満…懸念すべきは?

2020年09月09日 話題 #BTS

去る6月に開催されたBTS(防弾少年団)のオンラインコンサート「BANG BANG CON The Live」を記念して製作された公式グッズの中から、大量の不良品が発覚された。それを受け、所属事務所のBig Hitエンターテインメントは、問題の「不良グッズ」を全量交換することにした。

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不良が確認されたのは、モバイルバッテリーやフォトカード、ボイス入りキーホルダー、ステッカーセットなどの一部。

SNS上では「モバイルバッテリーの本体が溶けていた」「フォトカードが全て同じだった」「キーホルダーの音(ボイス)が出ない」といった報告が相次ぎ、「安全なのか疑わしい」「商品の検修ができていない」といった不満の声が続出した。

Big Hitエンターテインメントは9月8日、ファンコミュニティ「Weverse」を通じて「製造会社の生産ライン工程の問題でバッテリー本品の一部に不良が発生した。不良品の発送でご迷惑をおかけしたこと、誠に申し訳ない」と公式謝罪。購入者が希望する場合は交換可能とし、手続きについて案内している。

BTS

BTSは最近、韓国アーティストとして初めてアメリカのビルボード「HOT100」1位を記録した。観光文化体育観光部の調査によると、BTSの経済的効果は1兆7000億ウォンに及ぶという分析も出ている。

このような快挙は、BTSとARMY(BTSのファンネーム)が“一緒に”成し遂げたものだ。それに比べて公式グッズの販売収益は微々たるものかもしれないが、Big Hitエンターテインメントという大手事務所とBTSの名前を掲げた以上、より責任感を持ち、徹底した企画と販売が行われるべきだろう。

とある関係者は「今回の不良グッズの販売で『Big Hitが荒稼ぎしている』『BTSの名前で事業を広げすぎ』と懸念する視線もある」とし、「早く交換に対応したのは良かったが、また似たような状況が発生すれば不信感は倍増するかもしれない。アーティストの名前を掲げた事業は慎重を期すべきだ」と指摘した。

上場を10月に控えているBig Hitエンターテインメントが金融委員会に提出した証券申告書によると、同社の売上額からグッズおよびライセンスの売上が占める割合は伸びている傾向にある。

特に「BANG BANG CON The Live」が開催された4日間、Weverseのショップで約60万個のグッズが販売された。

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