BTS(防弾少年団)や歌手RAINを広告モデルに起用する韓国自動車業界…その理由とは?

2020年09月07日 話題 #BTS

認知度はもちろん、信頼感まで与えている。

最近、韓国の自動車業界が“ワールドスター”といえるBTS(防弾少年団)や歌手RAIN(ピ)など、認知度が高いスターを広報モデルとして前面に押し出し、困難な時期を賢くしのいでいる。

【写真】BTSのV、彫刻も逃げ出す“危険なビジュアル”

何よりも新型コロナウイルスの影響で、物理的に近付くことが困難な時期であるだけに、彼らの広報はウィンウィン戦略として通用している。

ジープは最近、“GANGブーム”を巻き起こしたRAINをブランド広報大使に選定した。RAINは広報映像「ウィンドウ・オブ・ジープ」韓国版で、ナレーションを引き受けた。RAINはラングラーの所有者であり、広報大使になりながら中型のジープ・グラディエーターも手に入れたとされる。

BTSを広報に使う巨大な効果

最も注目を集めたのは、米ビルボードのシングルチャート「HOT100」で1位に輝いたBTSを前面に押し出した現代(ヒュンダイ)自動車だ。

(写真=現代自動車HP)BTSとNEXO

現代自動車はブランド「アイオニック(IONIQ)」に、BTSを投入した。現代自動車はBTSとともにしたアイオニックブランドの音源『アイオニック:I'm on it』と、ミュージックビデオを公開した。

現代自動車は、電気自動車専用プラットフォーム「E-GMP」を基盤にした電気自動車に「アイニック」のブランドを付け、来年から世界市場の攻略に本格的に乗り出す予定だ。BTSは韓国を越えて全世界を魅了したワールドスターとして定着しただけに、その広報効果も正確に表れるという見通しだ。

先立ってBTSは、2018年の大型SUVパリセードを披露した当時、パリセードの“グローバルブランド広報大使”に選ばれたが、今年は“グローバルブランド広報大使”としての歩幅を広げた。これにより今年は、「グローバル水素キャンペーン」を一緒に行っている。

特に去る4月のアースデイを迎え、制作した特別映像が公開27日で再生回数1億回を突破するなど波及効果が大きく、昨年と今年のグラミー賞レッドカーペットでは、それぞれパリセードとNEXOに乗って参加した映像が全世界に公開され、広報効果を見せつけた。また昨年、英ロンドンのピカデリー・サーカス広場にBTSが出演したパリセードの広告が登場し、ARMY(BTSファン)1000人余りが集まったという。

(写真=現代自動車HP)ピカデリー・サーカス広場に登場した広告

とある広告関係者は「もはやBTSが単語として通用する時代が来た。ビートルズやマイケル・ジャクソンなど世界的なスターと肩を並べ、真のワールドスターに生まれ変わったように、彼らが乗って使用する製品に対するニーズはますます大きくなると思う」とし、「単純な広告効果を超えて、韓国文化と産業を自然に説明できるBTSの効果はすごい」と述べた。

別の関係者は「BTSはしっかりと広告モデルや広報大使を選ぶ。音楽にも特別なメッセージがあり、コミュニケーションも活発なグループであるだけに、広告もきちんと意識している。そのため彼らが公告モデルとして登場する製品に対しては、信頼度も高い」と付け加えた。

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