ソン・ジュンギ×イ・ミンホ。本紙と共に歩んだ“2大スター”の成長記録【創刊35周年特集】

2020年06月30日 話題 #ソン・ジュンギ

1985年6月22日に創刊された本紙『スポーツソウル』は、数多くのスターとともに成長してきた。

中でも『スポーツソウル』と同年に生まれたソン・ジュンギ(34)と、誕生日が同じのイ・ミンホ(33)は本紙とも縁が深い。

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ドラマや映画の次回作情報から恋愛、収入など、一挙手一投足が話題になる“トップスター”になったソン・ジュンギとイ・ミンホ。一見するとある日突然スターになったと思えるが、彼らはそれなりに成功が予見されていた。

『スポーツソウル』のデータベースには、非の打ち所がないルックスはもちろん、演技力にスター性まで兼ね備え、今や海外でも指折りの韓流スターになった彼らの新人時代が盛り込まれている。

初々しい新人時代からスターの仲間入りを遂げるまで、彼らの成長を振り返ってみよう。

ソン・ジュンギ(左)、イ・ミンホ(右)

美少年から男に。ソン・ジュンギの輝かしい変遷史

1985年生まれを代表する俳優に、ソン・ジュンギは欠かせない存在だ。

デビュー前から「成均館(ソンギュングァン)大学のイケメン」として有名だった彼は、2008年に映画『霜花店―運命、その愛―』でデビュー。代表作となった『太陽の末裔』(KBS2)に出会うまで、脇役から助演、主演などかなり多くの人物を演じた。

2008年に『愛しの金枝玉葉』(KBS2)、『トリプル』(MBC)に出演したソン・ジュンギは、その後、ドラマ『クリスマスに雪は降るの?』(SBS)でソウル大学経営学科に入学したナム・ジヒョンの兄役を演じ、“優等生”のイメージで有名に。

その後、『成均館スキャンダル』(KBS2)のク・ヨンハ役でユ・アインとのブロマンスを披露し、強い印象を与えた。2011年のSBSドラマ『根深い木』ではベテラン俳優ペク・ユンシク、ハン・ソクギュにも負けない演技力で主演としての可能性を見せつけている。


ドラマ初主演作の『優しい男』(KBS2)ではムン・チェウォンと正統派ラブロマンスを披露し、同年2012年に映画『私のオオカミ少年』をヒットさせてスター俳優の仲間入りを果たした。

2013年に入隊したソン・ジュンギは、除隊後の復帰作だった『太陽の末裔』で特殊戦司令部大尉のユ・シジンを熱演し、視聴率30%を達成。大成功を収めた。


デビュー直後の2009年、インタビューのため『スポーツソウル』を訪れたとき、あどけない笑顔で“年下男子”らしい魅力を見せたソン・ジュンギ。2017年6月には、『スポーツソウル』創刊32周年を記念してバラの花を贈ってくれた。当時のインタビューでは自分の生まれ年と同じ年に創刊した『スポーツソウル』に対し、感謝の言葉を述べている。

「すてきなインタビューと、自分の演技に対する愛のムチがありがたかった。『スポーツソウル』とともに成長し、今の私がいる」


最近、ソン・ジュンギは悪意的なデマやスキャンダルで苦しみ、俳優として大変な時期にある。

次回作も順調ではない。今年1月から映画『ボゴタ』(原題)の撮影に入り、夏には『勝利号』(原題)公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染症のため『ボゴタ』の撮影は来年に延期され、『勝利号』の公開も延期された。スケジュールの変動により出演予定だった映画『あなたと私の季節』(原題)も辞退している。

しかし、悪質なスキャンダルや自然災害ですら、彼の前進を止めることはできない。

今年の6月に所属事務所が公開した短い動画「#01ソン・ジュンギの今Interview」を通じて近況を伝えたソン・ジュンギは、相変わらず心温まる笑顔を浮かべており、ファンの目を釘付けにした。

はたしてソン・ジュンギが今回の危機をチャンスに変えられるか注目が集まる。

 ソン・ジュンギ

デビューから格別だったイ・ミンホ。

背が高く、彫刻のように整えられた容貌を誇る俳優イ・ミンホは、代表的な韓流スターの1人だ。

デビュー作はユ・アインとAra(コ・アラ)が主演した『四捨五入』(KBS2)。その後もMBCの番組『ノンストップ5』(2005)や『愛の讃歌』(原題)の端役で出演した。

2006年、EBSの青少年ドラマ『秘密の校庭』で端役を卒業したイ・ミンホは、2007年のSBSドラマ『走れサバ!』、『アイ・アム・セム(I am Your Teacher)』などで少しずつ顔を知らしめた。


2009年、韓国版『花より男子~Boys Over Flowers~』(以下、『花男』)をきっかけにイ・ミンホは満開を迎える。『花男』のク・ジュンピョ(原作・道明寺司役)を務め、一躍スターになったのだ。原作の漫画から飛び出したようなシンクロ率は、放送と同時に話題沸騰。

『花男』の放送後、『スポーツソウル』のカメラの前に立ったイ・ミンホは、「ク・ジュンピョ」という役名でサインとともに読者に新年の挨拶を伝えた。弱冠22歳の若手俳優のポーズや表情からはぎこちなさがにじみ出ていたが、くっきりとした顔立ちは当時から群を抜いており、読者を惹きつけるには十分すぎるほどの逸材だった。

イ・ミンホは、さらに勢いに乗った。

『相続者たち』(SBS)でまたもやブームを巻き起こし、多くのファンの心を鷲掴みにしたのだ。

それから『個人の趣向』(MBC)、『シティーハンターin Seoul』『シンイ―信義―』『青い海の伝説』(SBS)、映画『江南1970』などでユニークな魅力と繊細な演技力で韓国を越えて大陸を魅了した彼は、“韓流男神”として定着した。

2014年6月のインタビュー撮影では、デビュー当時よりも明るく落ち着いた笑顔でカメラにVサインを向ける余裕も見せている。

2015年1月には、映画『江南1970』で初のスクリーン主演デビューを果たし、一層凛々しくなった姿を見せた。

2017年5月から社会服務要員として兵役を務めた後、2019年4月に召集解除されたイ・ミンホ。兵役で2年余りのブランクを空けたが、存在感は依然として熱い。

今年の上半期に天才脚本家として名を馳せているキム・ウンスクの『ザ・キング:永遠の君主』(SBS)でお茶の間に復帰した。視聴率で物足りなさも残した作品だったが、相変わらずの外見と演技力で30代の韓流スターに跳躍する土台になった。

イ・ミンホ

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